インプラント手術時の、細菌性心内膜炎の予防を目的とした抗菌薬の使用

みなさん、こんにちは。

名古屋市緑区・名古屋市南区・名古屋市天白区・名古屋市瑞穂区・東海市・豊明市からも通いやすい名古屋市緑区の歯科医院(歯科・歯医者)(野並駅・鳴海駅)

ななつ星デンタルクリニックです。

今回は循環器疾患に対する抗菌薬の使い方について少し説明させて頂きます。

日本循環器学会は、歯科口腔外科手技に関連した感染性心内膜炎予防のための抗菌薬投与について、その適応範囲をガイドラインにて提唱しています。

ClassI   特に重篤な感染性心内膜炎を引き起こす可能性が高い心疾患で、予防すべき患者
 ・生体弁、同種弁を含む人工弁置換患者
 ・感染性心内膜炎の既往を有する患者
 ・複雑性チアノーゼ性先天性心疾患(単心室、完全大血管転位、ファロー四徴症)
 ・体循環系と肺循環系の短絡増設術を実施した患者

ClassⅡa  感染性心内膜炎を引き起こす可能性が高く、予防した方が良いと考えられる患者
 ・ほとんどの先天性心疾患
 ・後天性弁膜症
 ・閉塞性肥大型心筋症
 ・弁逆流を伴う僧帽弁逸脱

ClassⅡb  感染性心内膜炎を引き起こす可能性が必ずしも高いことは証明されていないが、予防を行う妥当性を否定できない
 ・人工ペースメーカあるいはICD植え込み患者
 ・長期にわたる中心静脈カテーテル留置患者

以上のような患者さんには、感染性心内膜炎の予防として、口腔外科処置の前に抗菌薬投与が必要です。
歯、口腔に対する手技・処置後に発症する感染性心内膜炎の原因菌として最も多いのはStreptococcus viridansであるため、予防は特に Streptococcus viridansに対して行う必要があります。
日本循環器学会のガイドラインでは、歯科、口腔手技、処置に対する抗菌薬による予防法について以下のように提唱しています。

経口投与可能な場合         アモキシシリン   成人:2.0 gを処置1時間前に経口投与
                            小児:50 mg/kgを処置1時間前に経口投与

経口投与不能な場合         アンピシリン    成人:2.0 gを処置前30分以内に筋注あるいは静注
                            小児:50 mg/kgを処置前30分以内に筋注あるいは静注

ペニシリンアレルギーを有する場合  クリンダマイシン  成人:600 mgを処置1時間前に経口投与
                            小児:20 mg/kgを処置1時間前に経口投与
                  セファレキシンあるいはセファドロキシル
                            成人:2.0 gを処置1時間前に経口投与
                            小児:50 mg/kgを処置1時間前に経口投与
                  アジスロマイシンあるいは クラリスロマイシン
                            成人:500 mgを処置1時間前に経口投与
                            小児:15 mg/kgを処置1時間前に経口投与

ペニシリンアレルギーを有して経口投与不能
                  クリンダマイシン  成人:600 mgを処置30分以内に静注
                            小児:20 mg/kgを処置30分以内に静注
                  セファゾリン    成人:1.0 gを処置30分以内に筋注あるいは静注
                            小児:25 mg/kgを処置30分以内に筋注あるいは静注

また、弁膜症や人工弁置換術後などの患者さんでは、抗凝固療法がおこなわれていることがあります。
抗凝固・抗血小板療法に関するガイドラインでは、至適治療域にPT-INRがコントロールされている場合には、ワルファリン内服継続下での抜歯が推奨されています。
ワルファリンを中止すると約1%の頻度で重篤な血栓塞栓症を発症するとされ、抗凝固療法を突然中止するとリバウンド現象として一 過性に凝固系が亢進し,血栓塞栓症を誘発する可能性が示唆されているためです。

当院では、循環器疾患を有する患者さんに対しては、ガイドラインに沿い安全に歯科治療ができるよう心掛けております。
 

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口腔外科認定医、国際インプラント学会認定医、顎咬合学会(かみ合わせ)認定医が在籍

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Q手術中の痛み、また手術後の腫れなどはありますか?歯科恐怖症で心配です。

手術は局所麻酔下で行いますので、手術中は基本的に痛みは全くありません。
痛みに対する個人差にもよりますが、例えると抜歯程度だといわれる患者さまが多いようです。
もちろん歯肉を切ったり、骨を削る外科手術ですので、局所麻酔が切れた後に痛みや腫れが出る方も中にはいらっしゃいます。
しかし、通常術後に処方される抗生物質や痛み止めなどを忘れずにきちんと飲めば痛みは治まります。
術後2、3日たっても激しい痛みや腫れが引かない場合は、感染症などの疑いもありますので、担当医に連絡をとり、適切な判断を仰ぎましょう。
恐怖や不安を和らげリラックスした状態で手術を受けていただくために、当院ではインプラント手術を受ける患者さまでご希望の方は静脈内鎮静法を行っています。
血圧、脈拍、心電図、血中酸素濃度をリアルタイムで確認しながら全身管理で行うため、高齢者や全身疾患がある方でも安心して手術を受けることができます。
また、しっかりカウンセリングを受けて、患者様ご自身が十分治療を理解し、手術を任せても大丈夫だと担当医と信頼関係を築くことも、恐怖心を解消するために必要不可欠です。
当院では、初めて当院にお越しの患者さまへはインプラントの無料相談も行っております。また、通院中の患者さまは、インプラント治療を含めお口の中全体のカウンセリング等を随時行っております。
 

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