インプラントを長持ちさせるためのケア方法


インプラントは最終的な被せものが入って治療がひと段落しますが、実はここからがインプラントを長持ちさせるための大切な時期です。今回は今後の生活とお手入れについて詳しくご紹介いたします。


【目次】
・定期検診とセルフケア
・インプラント手術後の正しい歯の磨き方
・生活習慣の改善

 

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・定期検診とセルフケア

インプラントそのものは半永久的で、変質したり、腐食したりすることはありません。しかし、口の中のケアを怠ると、インプラントと歯茎の間から病原菌が侵入し、周囲粘膜が炎症を起こし、やがては歯周病と同じように骨が溶けて人工歯根が露出、インプラントの脱落へと至ってしまいます。また、長い年月の中で歯や周囲の組織の状態、噛む力など、口の中の環境が変わり、かみ合わせがずれてくることもあります。

ですから、インプラントも自分の歯と同じように、歯科医院での定期検診とていねいなセルフケアが欠かせません。定期的なメンテナンスでは、クリーニングとインプラント周囲の歯ぐきの状態、インプラント体の緩みなど、口の中の状態を3ヶ月ごとにチェックします。

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・自宅でのセルフケアは歯みがきが基本です。特に注目したいのはインプラントと歯ぐきの境目です。ここは歯の汚れが溜まりやすく、炎症を起こしやすい部分です。磨き残しを少しでも防ぐために、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)などを歯ブラシとともに使用することも有効です。また、インプラントの手術後の使用に適したさまざまな種類の歯ブラシがありますので、そうした歯ブラシの使用もお勧めです。

人にはそれぞれ磨き癖があり、磨き残してしまう部分が必ずあります。定期健診の際に歯科衛生士から自分の歯みがきの仕方をチェックしてもらい、改善していきましょう

・インプラント手術後の正しい歯の磨き方
◎手術直後は、専用の毛が非常に軟らかい歯ブラシを使います。糸を取るまでの1週間の間は手術部位と前後の歯は避けて優しく磨きましょう。手術部位は手術当日より専用のうがい薬にてよく含嗽してください。
×毛先が硬い歯ブラシを使用したり、手術部位を強い力でゴシゴシと磨かないでください。手術部位の歯ぐきは幼弱でブヨブヨしているため、傷がついたり、縫ってある糸が外れて歯ぐきが元通りにつかなくなってしまうからです。
糸を取った後は、インプラントのキャップの周りを軟らかいワンタフトブラシにて清掃します。
当院ではオーラルケアのインプロというワンタフトブラシを使用しております。


・生活習慣の改善
インプラントは人工歯根と人工歯でできているのでむし歯になることはありません。しかし歯周病やむし歯は細菌感染症ですから、常に口の中を清潔にして他の歯がむし歯や歯周病にならないようにすることは、インプラントや残った歯を長持ちさせるだけでなく、糖尿病などの全身疾患にも良い影響を与えます。

また、喫煙習慣のある方はぜひ禁煙することをおすすめします。タバコの煙に含まれる有害物質は、血管を収縮させ、口の中に十分な血液が行き渡ることを阻害して、口内環境を損ないます。そのため、インプラントの手術に際してもヘビースモーカーの方の場合、成功率が多少落ちることもあります。インプラントを入れるなら、これを機会に禁煙をお勧めします。インプラントを長く良い状態で維持していくためには生活習慣の改善が大切です。食事も含めた生活習慣全体の見直しを行いましょう!

院長経歴

 
近藤 英仁

  • 【所属学会等】
  • 日本口腔外科学会 認定医
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際インプラント学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎関節学会
  • 日本口腔診断学会
  • 日本歯科医師会
  • 名古屋市歯科医師会
  • 緑区歯科医師会
  • 公立学校共済組合東海中央病院 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • わかくさ総合歯科 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • しょうほく歯科 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • ケンデンタルクリニック 非常勤医師(インプラント)
  • 【経歴】
  • 滝高等学校卒業
  • 名古屋大学理学部卒業
  • 愛知学院大学歯学部卒業
  • 公立学校共済組合東海中央病院 歯科口腔外科 研修医
  • 岐阜大学附属病院 歯科口腔外科 研修医
  • 岐阜市民病院 歯科口腔外科 麻酔科研修
  • 医療法人 にった歯科
  • 公立学校共済組合東海中央病院 歯科口腔外科 医長
  • ななつ星デンタルクリニック開業