インプラント治療には顎の骨の中に人工歯根を入れるための手術が必要です。このときに重度な全身の病気があったり、服薬を行っていると手術が難しい場合があります。今回は事前に確認しておきたい3つの全身の病気をご紹介します。

【目次】

1循環器系疾患
2糖尿病
3骨粗鬆症

・院長経歴

 

1循環器系疾患

インプラント治療は手術を伴う治療のため、循環器系の血液疾患には十分な注意が必要とされます。
とくに内服している薬の情報については詳細に把握し、必要に応じて処方医へ照会します。

①虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)
②血圧異常 (高血圧症など) 
最近は虚血性心疾患に用いられる抗血栓薬(ワーファリンなど)の服用患者さまに対しては、必要に応じて手術時の出血や、検診時の出血に注意してクリーニングを行います。
近年、医科では抗凝固薬の服用量を調整することにより、歯科・口腔外科でのインプラント手術、抜歯などの観血処置においては休薬することなく、縫合や止血床などを用い、局所的に止血を徹底する傾向にあります。

2代謝性疾患 (糖尿病)

糖尿病は末梢血管循環障害や免疫系機能障害により、インプラント手術後の治癒不全、易感染性やインプラント周囲炎へ大きな影響を及ぼします。
そのため、糖尿病を疑う場合は医科への照会や血液検査などが必要になります。
インプラント治療を行うにあたっては、血液検査で重要となる項目として、ヘモグロビンA1cが6.5未満空腹時血糖値130㎎/㎗未満にコントロールされていることが必要です。これは、インプラント手術時だけではなく、検診時も同様です。

3骨粗鬆症

骨粗鬆症による全身の骨量減少と歯槽骨吸収の関連性については不明ですが、骨粗鬆症の既往を持つ場合には、顎骨の骨量減少も考慮してインプラント手術や検診を進めていく必要があります。
一方、骨粗鬆症治療薬であるビスフォスフォネート(BP)系製剤の投与を受けている患者さまで、抜歯などの外科的侵襲により、顎骨壊死、顎骨骨髄炎の発症が近年報告され、問題となっております。BP系薬剤による、顎骨壊死、顎骨骨髄炎のリスクファクターとしては、外科的侵襲のある歯科治療(抜歯、インプラント手術など)や不適合な義歯だけでなく、口腔の不衛生も報告されています。

院長経歴

近藤 英仁

  • 【所属学会等】
  • 日本口腔外科学会 認定医
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際インプラント学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎関節学会
  • 日本口腔診断学会
  • 日本歯科医師会
  • 名古屋市歯科医師会
  • 緑区歯科医師会
  • 公立学校共済組合東海中央病院 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • わかくさ総合歯科 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • しょうほく歯科 非常勤医師(口腔外科、インプラント)
  • ケンデンタルクリニック 非常勤医師(インプラント)
  • 【経歴】
  • 滝高等学校卒業
  • 名古屋大学理学部卒業
  • 愛知学院大学歯学部卒業
  • 公立学校共済組合東海中央病院 歯科口腔外科 研修医
  • 岐阜大学附属病院 歯科口腔外科 研修医
  • 岐阜市民病院 歯科口腔外科 麻酔科研修
  • 医療法人 にった歯科
  • 公立学校共済組合東海中央病院 歯科口腔外科 医長
  • ななつ星デンタルクリニック開業

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