インプラント治療と妊娠

近々妊娠を考えているが、久しぶりに歯医者に行ったらむし歯が進行しており、今後その歯を抜いてインプラントか取り外しの入れ歯の治療が必要となってしまった。入れ歯は避けたいな。と思ったときインプラント治療と妊娠のタイミングをどうすればよいか悩みますよね。今回はこれからインプラント治療や妊娠を考えている方へ、それぞれのタイミングや胎児に対する影響について詳しくご紹介します。

【目次】
・妊娠中はインプラント治療を受けられるか?
・妊娠中にインプラント治療をうけるとどんな危険性があるのか?
・インプラント治療を受ける際は妊娠の時期についても考えましょう
・当院では無料相談や初診時にお話を聞かせていただきます
 
・妊娠中はインプラント治療を受けられるか?
妊娠中であっても母胎が安定している場合は、虫歯や歯周病の治療を受けることは可能です。しかし、妊娠中はこれまでと体の状態が異なることも多く繊細な時期であるため、些細なことでもトラブルを引き起こす恐れがあります。治療の中でも抜歯などの外科手術はリスクが高い為、急を要さないかぎりは控えることがおすすめです。
インプラント治療においても、土台となる人工歯根を骨に埋める外科処置を伴います。
そのため、妊娠中の女性やこれから妊娠を希望する女性はインプラント治療を受ける時期を歯科医院や産婦人科の担当医と相談しながら慎重に考えることが必要です。

 
・妊娠中にインプラント治療を受けるとどんな危険性があるのか?
現在妊娠している人は、インプラント治療は控えた方がいいでしょう。
また、近々妊娠を考えている人はインプラントの治療時期について相談しましょう。
 たとえ妊娠中であっても、妊娠中期(妊娠16週~妊娠28週まで)は通常の歯科治療が受けられます。この時期であれば、麻酔やレントゲンなどの影響を母胎が受けることはほとんどありません。近年は母親の虫歯が赤ちゃんの歯に与える影響を踏まえ、母親教室などでも妊娠中に早めにむし歯を治療しておくことが増えております。
しかし、出血を伴う外科処置はよほど緊急でないかぎり、妊娠中は控えていただいた方が安心です。
それは以下の3つの影響を及ぼすことがあるからです。

・レントゲンや歯科用CTが胎児に及ぼす影響
妊娠中のインプラント治療で心配なことは、レントゲン撮影による放射線の影響です。
インプラント治療においては人工歯根の埋入手術を正確に行うため、レントゲンを複数回撮影する場合があります。当院ではレントゲン写真と合わせて歯科用CTを撮影して3次元的に分析を行います。歯科用CTは通常のレントゲンと比べて放射線の被ばく量がやや多くなります。そのため、胎児に与える影響が大きいといわれています。

 
・麻酔薬や手術後の投薬の影響
歯科で使用される麻酔はレントゲン同様、通常の歯科治療であれば母胎へ影響することはありません。しかし、インプラントの手術では、通常の歯科治療よりも麻酔を多く使います。
またインプラント手術では、術後の細菌感染を予防するために、抗生物質が投与されます。さらに痛みがあるときは鎮痛剤を投与するため、インプラントの手術後には複数の薬を服用することが必要です。
麻酔薬や服用する薬剤が必ずしも母胎へ影響するというわけではありません。しかしどんなに小さなリスクであっても妊娠中はできるだけ避けた方が良いでしょう。

 
・治療における母胎の負担
インプラント治療で行う外科手術は通常の治療よりも多くの出血を伴います。普段であればそれほど問題のない出血も、妊娠中においては早産のリスクを高めるなどの母胎に大きな負担となる危険性が高いです。
また、つわりがひどくて歯科治療をつらく感じたり、大きくなったお腹が体を圧迫して血圧が下がるなど、妊娠中はトラブルがつきものです。そのため、妊娠中にインプラントの治療を受けるのは母胎にとって負担が大きく、リスクも高いといえます。
 

・インプラント治療を受ける際は妊娠の時期についても考えましょう
インプラント治療は治療期間が長期になる場合があるため、もしもインプラント治療を希望するのであれば、妊娠の時期も考慮することが大切です。
インプラント治療中に妊娠した場合に出産まで治療を中断しても、産後に治療を再開することはできます。しかし妊娠中の間、「あの時のレントゲンは赤ちゃんに問題なかったか」
「あの時飲んだ薬は赤ちゃんや自分の体に影響はでないのか」と、ずっと心を悩ませることになりかねません。あとで後悔しないためにも、インプラント治療中に妊娠を控える配慮をすることも大切かもしれません。

 
・当院ではインプラント相談や初診時にお話しを聞かせていただきます。
妊娠を考えていて、インプラントおはなs治療もしたいと考えている方はまず無料相談にお越しください。このとき、妊娠の可能性がない場合はCTの写真を撮影しインプラントの治療を行う際の期間や、いつごろから妊娠を考えても大丈夫なのかをご相談させていただきます。
最初は歯科衛生士がお話を聞かせていただきますので、お気軽にお話ください。
その後は院長も一緒に詳しいインプラント治療についての説明と、妊娠前か出産後どのタイミングがおすすめなのか選択肢をご提案させていただきます。
・妊娠前にインプラントの埋入手術まで行う
・抜歯が必要な場合は、抜歯のみ妊娠前に行って、産後にインプラントの埋入手術を行う
・インプラントの埋入を予定している部分の骨が少なく、骨の移植の併用で約1年期間がかかるため、骨の移植まで妊娠前に行う場合や出産後に骨の移植やインプラント埋入手術を始めるなど、妊娠の希望時期も相談しながらお話させていただきます。
 
同時に妊娠中はホルモンのバランスによって、歯肉炎を発症したり、歯周病が悪化してしまうことがよくあります。原因となるのはプラークと呼ばれる細菌です。妊娠前にお口の中のプラークを減らしておくと歯周病やむし歯の悪化を予防できるので、事前に定期的にお口の中の検診を受けることがおすすめです。

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・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
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・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

インプラント治療と骨吸収抑制剤

今回は顎骨壊死を引き起こす可能性のある薬、骨吸収抑制剤とインプラント治療についてご紹介致します。
 
【目次】
・骨吸収抑制剤って?
・服用の対象となる人
・骨吸収抑制剤がインプラント治療にどんな悪影響を及ぼすの?
・骨吸収抑制剤が顎骨壊死を引き起こすメカニズム
・いつから、どの種類の骨吸収抑制剤を処方されているかお知らせください。
・いま服用していない場合でも要注意!

 
・骨吸収抑制剤って?
骨を増やして骨折の予防などに使う薬で、長期服薬している人は顎骨壊死のリスクがあります。
 
・服用の対象となる人
・骨粗鬆症の予防をしている人
・骨ページェット病(日本では稀であるが、骨の肥厚と変形を起こす病気)の治療中の方
・骨折したことがある人
・ステロイド治療を受けている人(ぜんそくや関節リウマチ、アレルギーなどの治療のひとつ。合併症として骨粗鬆症を引き起こす可能性があります)

 
・骨吸収抑制剤がインプラント治療にどんな影響を及ぼすの?
一つ目は骨吸収抑制剤が顎の中に集中してしまう
わたしたちの体では、つねに細胞によって古い骨が吸収されて新しい骨がつくられています。骨吸収抑制剤は、古い骨を吸収する細胞のはたらきを低下させ、骨が吸収されるのを抑制します。そして骨吸収抑制剤は骨にはたらきかける薬のため、飲むと骨に集まります。さらに、その85%は硬い骨(緻密骨)に集まると言われており、顎の骨に高濃度の骨吸収抑制が蓄積されることになります。高濃度の骨吸収抑制剤が蓄積されると、新しい骨ができにくくなります。さらに新しい血管ができることも抑制され、骨の血流が悪くなるため、骨にできた傷も治りにくくなります。歯石をとるなど普段の歯科治療の刺激では心配いりませんが、抜歯やインプラント埋入などの外科処置で顎の骨に刺激を与えることで、顎の骨が死んでしまうことがあります。
もう一つはお口の中の細菌が感染して傷が治りにくくなります。抜歯やインプラント埋入などの外科処置でできた傷に細菌が感染すると、傷が治らなくなり、顎骨壊死を発症しやすくなります。

 

・骨吸収抑制剤が顎骨壊死を引き起こすメカニズム
骨吸収抑制剤による顎骨壊死のメカニズムについてはいまだ不明な点も多いですが、以下のように考えられています。
服用された骨吸収抑制剤が骨の破骨細胞に特異的に取り込まれることにより、破骨細胞が死んでしまいます。
破骨細胞が死んで少なくなると骨吸収が抑制され、連動して起こる骨芽細胞による骨形成が妨げられます。すなわち骨のリモデリング(破骨細胞が古い骨を吸収し、骨芽細胞が新しい骨を形成すること)が妨げられるのです。
また、骨吸収抑制剤の長期間の服用により血管の新生が阻害され、創傷の治癒に遅れが生じます。さらには、骨吸収抑制剤が口腔内細菌の増殖にも関与しているといわれており、感染を引き起こす要因となっているようです。
 

・いつから、どの種類の骨吸収抑制剤を処方されているかお知らせください。
最も重要なのは、骨吸収抑制剤をどのくらい前から処方されているのかということです。
また、同じ骨吸収抑制剤でも構造式により強弱があるので、必ずお薬の名前をお知らせください。

 
・いま服用していない場合でも要注意!
現在服用しなくても、いつからいつまでの期間服用していたかなどの情報を必ず教えてください。骨のリモデリング期間は3ヶ月といわれており、過去に服用していた薬の影響も3ヶ月は残ると言われているからです。
顎骨壊死のリスクファクターとしては、糖尿病、抗がん剤の服用、ステロイド療法中、喫煙、飲酒、高齢、口腔衛生状態の不良などがあります。そのため、骨吸収抑制剤の投与期間が短くても、抜歯などの外科処置を行うためには、リスクファクターを考慮した休薬が必要です

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インプラント治療と抗血栓薬

今回は抗血栓薬服用者のインプラント治療や抜歯についてご紹介致します。
 
【目次】
・抗血栓薬とは?
・ワルファリン療法と血液凝固検査のPT-INR
・服用の対象となる人
・インプラントをはじめとするすべての外科手術後のトラブル
・服用は担当の医師と相談してきめましょう!
 
・抗血栓薬とは?
血液を固まりにくくし、血栓で血管がつまるのを防ぐ薬です。歯科治療においては、インプラント治療や抜歯などの治療時に出血が止まりにくくなる点に注意が必要です。
 
・服用の対象となる人
・狭心症や心筋梗塞の予防をしている
・以前に脳梗塞を起こしたことがある人
・冠動脈ステント治療を受けたことがある など

 
・ワルファリン療法と血液凝固検査のPT-INR
ワルファリン療法を継続したまま抜歯を行うときに必要な検査として、血液凝固検査のPT-INRがあります。
これは、従来行われていた評価を、国際的標準化する目的で作られた検査です。INR値はワルファリンの効果(血液のさらさら度合)を示します。高すぎると出血のリスクがあり、反対に低すぎると血栓予防効果がないということです。ワルファリン療法を受けている患者さまは、薬の効果をチェックするために定期的に採血し、INR値を計測しています。そしてINR値の高さにより、投与するワルファリンの量を増減し、血液が安定した状態になるように調整しています。
日本人の場合、INR値が3.0以下であれば、通常の抜歯はかまわないとされています。

 
・インプラントをはじめとするすべての外科手術後のトラブル
抜歯やインプラントの埋入手術の場合、お口の中では止血できたとしても、手術が終わってから皮膚に内出血を起こして、顔や首に青あざ(内出血斑:ないしゅっけつはん)ができることがあります。内出血斑は通常1~2週間で自然に消えます。
 
・服用は担当の医師と相談してきめましょう!
「歯科治療や手術のときに血が止まらないと困るから」といって、ご自分の判断で服用をやめないでください。まずは、服用していることを歯科医師やスタッフにお伝えください。その時にどんな目的で服用しているのか、かかりつけの内科や総合病院はあるか詳しく教えていただきます。その情報をもとにかかりつけの担当医師と連携し服薬について決めさせていただきます。

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顎関節症の治療法

今回は顎関節症についてご紹介します。突然口が開かなくなってしまった、口を大きくあけると痛みがあって開けづらい、口を開けるときに顎からカクカク音がする、などといった顎のお悩みをお持ちの方はご相談ください。顎の痛みはどの医療機関を受診したらよいか悩む方も多くいらっしゃると思いますが、口腔外科の分野でございます。今回は顎関節症について、そして当院で実際にどのような処置を行っているかご紹介致します。
【目次】
・顎関節症とは
・顎関節症の症状
・当院の顎関節症の治療法
 
・顎関節症とは

顎を動かしたときの痛みや関節部の雑音、さらに顎の運動がスムーズでなく、引っかかったような異常な動きをする、などの症状がみられることをいいます。今、現代のストレス病のひとつにも数えられるほど患者さまが増えています。
原因はほとんどの場合が過度の開口(あくび)や、硬いものを咬んだことがきっかけで発症しますが、真の原因は噛み合わせの異常や歯ぎしり、TCHなどによって顎関節(特に関節円板)が傷ついたり、顎の運動に関与する咀嚼筋(そしゃくきん)の連携に支障をきたすことによります。
また、背景に精神的ストレスからくる顎関節周囲の異常な緊張が関与していることもあります。

 
・顎関節の症状
やや女性に多く、年代としては20歳代と40歳代以降に多いです。顎を動かすと顎関節が痛んだり、雑音がしたり顎関節周囲の筋肉や靭帯(じんたい)の圧痛など、顎の運動異常を主症状とし、重症になると口が開かなくなる開口障害や咀嚼障害を引き起こし、首や肩がこったり、腕に症状がでることもあります。
 

 
・当院の顎関節症の治療方法
1.まずは問診を行います。
いつから痛みがあるか、お口が開かなくなったか、なにかきっかけはあったかなど詳しくお聞きします。
2.その後レントゲンの写真を撮影し、顎の骨の状態を確認します。
3.チェアーにて現在どこまでお口を開けることができるかお調べします。
最大までお口を大きく開けていただき、何ミリ開いているか記録します。
4.院長の診察
院長が顎の動きをチェックします。
『ロック』といってお口が20㎜以下しか開かない場合は、顎を引っ張ってロックを外します。その後もう一度開口量を測定します。お口が30㎜以上開くか確認します。
5.開口訓練
ロックが外れてお口が開くようになった後は、ご自身で開口訓練を行います。
・自分でいちばん大きく口が開くところまで開き、指でその状態を保持します。
・そのあとゆっくり下顎を前方に出しながら閉じます。最終的には前歯の切端部分が合わさるように受け口気味で閉じます。
・上記の流れを10回くり返します。
10回を1セットとし、ご自宅でも1日3セットを行います。
6.TCHの確認・説明
TCHとは『1日のうちで上の歯と下の歯が20分以上タッチしている状態』のことをいいます。
このTCHは、唇は閉じているけれど、お口の中の歯は触れているという状態で、お仕事や家事など何かに集中しているときに何気なく上下の歯が触れてしまう癖のことです。
日常生活を振り返って、TCHがないかをご自宅でも確認して頂きます。
TCHに気づいたときは、肩の力を抜いて『離す』ということを意識してください。
7.スプリントの作製
スプリントとは、噛みしめによっておこる「咀嚼筋(そしゃくきん)=顎を動かす筋肉」の過緊張を抑えることを目的に使用するマウスピースです。上下の型を取り、作製します。このマウスピースは夜寝ているときに装着します。
8.薬物療法
顎の痛みや炎症を緩和するために、消炎鎮痛薬を処方します。
 
7・8は顎の痛みや症状に応じて行う治療方法です。
診察後は1~2週間程度で、顎の状態の確認をさせていただきます。
次第に顎の痛みも和らいで、お口もスムーズに開くようになったら、あとは定期検診と合わせて経過観察を行います。

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フラップ手術で歯を残しましょう

今回は歯周病で歯がグラグラしている方への歯を残す処置、フラップ手術についてご紹介致します。歯周病で歯を失ってしまったら、インプラントや入れ歯、ブリッジなどの処置が必要となります。しかし、抜歯をする前に骨の状態や歯周病の進行具合により、フラップ手術によって残せる歯があります。あきらめず、まずは歯科医院へご相談ください。
 
【目次】
・フラップ手術とは
・フラップ手術の流れ
・当院で使用している歯周組織再生療法
 
 
・フラップ手術とは
フラップ手術とは、歯周病が中程度から重度の状態の場合、スケーリング(歯石取り)では届かない歯石を、歯茎を切開して徹底的に取り除き、深い歯周ポケットに細菌や歯石が溜まりにくくなるようにポケットを浅くする手術です。
このフラップ手術を行う前には、歯周基本治療を行います。
・歯周基本検査:歯周ポケットの深さや出血、排膿、歯の動揺度を調べます。
・スケーリング:歯肉縁上の歯石やプラークを除去します。
・SRPスケーリング・ルートプレーニング: 歯肉縁下の歯根面に付着した歯石やプラークの除去と除去後の粗造な歯根面を滑沢にします。
・再評価:SRP後の歯周ポケットの深さや出血、排膿、歯の動揺度を再度検査します。
 
再評価を行ったのち、歯周ポケットが6mm以上、炎症が残り改善がみられない部分は患者さまと治療方法を相談し、フラップ手術に進むか、再びSRPを行い定期的に再評価・経過観察を行います。
 

・フラップ手術の流れ
1局所麻酔後、フラップを行う部分の歯茎を切開・剥離(はくり)します。
2不良肉牙を除去します。
3歯根面に付着した歯石やプラークを手用スケーラー、超音波スケーラーにて
徹底的に除去します。
4生理食塩水を用いてよく洗浄します。
5*歯周組織再生療法を一緒に行う場合は、骨が不足している部分に専用のジェル
「リグロス」「エムドゲイン」などを注入します。
6切開した部分の歯茎を縫合します。

 
・当院で使用している歯周組織再生療法
1リグロス (保険適応)
リグロスの主成分は「bFGF」というたんぱく質です。なぜリグロスが破壊された歯周組織を再生できるかというと、このたんぱく質が骨や筋肉などの細胞の増殖や分化を促して成長させる効果があるからです。
リグロスは歯周ポケットの深さが4㎜以上、骨欠損の深さが3㎜以上の垂直性骨欠損がある部分に適応です。
 
2エムドゲイン (保険適応外)
エムドゲインの主成分は「エナメルマトリックスタンパク質」です。このたんぱく質はエナメル質の形成だけでなく、セメント質の形成や機能性を有した付着性組織の発達にかかわることから歯周再生、歯肉後退、創傷治癒など臨床でのエビデンスが数多くの科学研究で得られており、世界44か国以上で使われているものです。
歯周ポケットが6mm以上、X線写真上で深さ4㎜以上、幅2㎜以上の垂直性骨欠損を有する中等度または重度の歯周炎の方に適応です。
 
これらの歯周組織再生療法はそれぞれ適応条件がありますが、適応可能な場合は「抜歯はできるだけ避けたい」という患者さまの思いを実現することができます。歯周病で悩んでいる方は一度ご相談や、お口の中の検査を行って現在のお口の中の状態を知ってみませんか。

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インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

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前歯のインプラント治療

今回はインプラント治療の中でも見た目がいちばん気になる
前歯のインプラント治療について詳しくご紹介致します。
本日当院にて行ったインプラント手術の記録も合わせてご紹介します。

 
【目次】
・前歯のインプラント手術
・前歯の骨の移植を行った場合の注意事項
・当院の前歯のインプラント治療のこだわり
 
・前歯のインプラント手術
今回は前歯を失ってしまった方へのインプラント埋入手術と合わせて
骨が不足している部分に骨の移植を行いました。
今回の骨の移植では、術前のCT画像で確認していた通り唇側の骨が不足しており、
まずはインプラント体を埋入した後、ドリリングで採取した骨と周囲から
自家骨を採取しました。自家骨と人工の骨補填材「Bio-Ossバイオス」を合わせて
十分に移植を行いました。


術後のレントゲンの写真ではインプラント体も予定通りの位置に埋入されており、
周囲の移植した部分も問題なく手術を終えました。

 
・前歯の骨の移植を行った場合の注意事項
前歯の骨の移植を行った場合は、術後2、3日手術した部分が多少の腫れや
突っ張る感じが残ることがあります。気になって外から指で頻繁に触れる、
ぐっと押してしまうことがよくあるのですが、移植した部分の骨が吸収されてしまう
恐れがあるため、あまり強く押さえないよう心がけてください。
また、インプラントを行った部分に仮歯が入っている方は、インプラントに
負担がかからないよう前歯で硬い物を食べる、噛みちぎるといった行為は避けるように
心がけてください。インプラントが揺すられてうまく骨と結合しなくなってしまう恐れがあります。

 
・当院の前歯のインプラント治療のこだわり
・歯茎のラインを隣在歯や対象歯とのバランスをみてインプラント体を埋入している
・アクセスホールが必ず裏側(口蓋側・舌側)にくるようインプラントの埋入ポジションを考慮している
*アクセスホール:人工の歯(上部構造)とインプラントをネジで接続するため、
   人工の歯にあいている穴のこと
・特に前歯は奥歯と比較して骨の幅や厚みが薄いため、抜歯をする際は周りの骨に
   ダメージを与えないよう慎重に抜歯を行う。(根を分割して抜歯しやすいよう工夫)
・審美的に必ず仮歯を作成し、見た目はいつも歯がある状態を保ちます。

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過剰歯の抜歯とタイミング

今回は当院でよく処置を行う、過剰歯・正中埋伏過剰歯についてご紹介致します。
この過剰歯は乳歯から永久歯へと生え変わる時期に、「なかなか永久歯が生えてこない。」
「上の前歯の永久歯が生えてきたけれど正中が離開している」というお悩みはありませんか?
それはもしかして、過剰歯が埋まっているという可能性があるかもしれません。そんな時は
お早めに歯科医院を受診してレントゲンの写真で確認をしましょう。

【目次】
・過剰歯とは
・正中埋伏過剰歯とは
・過剰歯の症状
・過剰歯の治療・流れ
・過剰歯の抜歯時期
・当院のこだわり
 
・過剰歯(かじょうし)とは
歯は通常、乳歯列期で20本、永久歯列期で28本、これに親知らず(智歯)が人により、
1~4本加わります。それよりも多く形成された歯のことを『過剰歯』といいます。
まっすぐ歯列内に生えてくる場合もありますが、歯列の外に生えてくるものや、
正常に生えることができず、骨の中に埋まったままの場合が多く、歯が上下逆転して鼻の方へ
向かって生えている“逆性埋伏過剰歯”のことも少なくありません。
歯の形は、正常に近いものから退化傾向により矮小なものや不完全な形を示すものまで様々です。
また、男女比率では、女性より男性に多いと言われています。

 
・正中埋伏過剰歯とは
過剰歯は、顎の中のどこにでも発生する可能性はあるのですが、上顎の前歯の
歯根の近くに過剰歯が出現することが多いです。特に真ん中の歯の間に高い頻度でみられ、
この歯のことを“正中過剰歯”、埋まっている場合は“正中埋伏過剰歯”と呼ばれます。
当院では隣接した小児専門の歯科医院と連携をとっているため、
この正中埋伏過剰歯の抜歯を行うケースが多いです。

・過剰歯の症状
過剰歯は通常 自覚症状がほとんどないものが多く、
レントゲン写真の撮影によって初めて発見されるということが多いです。
上顎の正中埋伏過剰歯を放置した場合によく起こる異常は『歯並び』への影響です。
1左右の中切歯の歯間離開(正中離開:せいちゅうりかい)
2永久歯が本来の位置よりもずれて生えてくる
3中切歯が生えてくるタイミングが遅れる(萌出遅延:ほうしゅつちえん)
4中切歯が生えてくることができない  (萌出障害:ほうしゅつしょうがい)
5過剰歯が生える過程で、近くにある永久歯の根が吸収されてしまう
6後に萌出する永久歯の動揺を大きくしたり、歯根の形成異常をおこす

・過剰歯の治療・流れ
過剰歯は通常自覚症状がないので気づかないため、X線写真検査を行って
過剰歯の有無を確認します。特に、上顎の前歯がなかなか生えてこない場合や
前歯の永久歯が生えてきたけど、歯と歯の間の隙間が大きくて心配。という方は
早めに歯科医院を受診してレントゲンの写真を撮りましょう。
また過剰歯は噛み合わせや周りの歯に悪影響を及ぼすことが多いので、
治療法としては抜歯を行います。抜歯を行うことにより、特に矯正治療などをしなくても
離開していた部分が改善されることもあります。
抜歯後、自然に修正するのが困難な場合は矯正の治療が必要になってきます。
 
骨の深い位置に埋伏した過剰歯のようにとくに悪影響を及ぼさなければ、
過剰歯の抜歯をした近くにある永久歯の歯根の損傷や神経が死んでしまうリスクを考慮して
抜歯せずに経過観察する場合もあります。
まれに過剰歯に気づかず、に放置されたまま成人になって見つかる場合もあります。
このとき、歯並びや周囲の歯に影響がない場合はそのまま様子を見ることが多いです。
【正中埋伏過剰歯の抜歯の流れ】
・抜歯を行う部分に表面麻酔・局所麻酔をします。
・麻酔が効いたら、切開・剥離(はくり)を行います。
・埋まっている過剰歯の周囲の骨を専用のバーやノミ・マレットを用いて削合します。
・丁寧に根っこの部分まで抜歯をおこないます。
・過剰歯の周囲に付着している肉牙を除去します。
・抜歯窩を綺麗に洗浄し、切開した部分の歯茎を縫い合わせます。
・縫合の後は、止血のためガーゼを噛んで帰宅して頂きます。
・翌日の消毒、1週間後に糸取りを行います。
その後は痛みや違和感がない場合は、自然に傷口の治癒を待ちます。
 
〈手術後の注意事項〉
・麻酔が切れるまでは唇がしびれていて感覚がないため、誤ってかむと腫れてしまいます。
保護者の方はお子さまが唇をかんでいないか確認と声かけをしてください。
・手術を行った部分は糸で縫い合わせしてあるため、ほつれると傷口が開いて菌がはいります。
手術後1週間は歯ブラシを当てないようにしてください。
汚れがついたら、専用のうがい薬でよくうがいをしていただき、清潔に保ってください。
1週間後の糸を取った後は通常の歯ブラシを行ってください。

 
・過剰歯の抜歯時期
年齢や埋伏歯の状態によって、抜歯をする時期を相談します。
低年齢すぎると処置を行うことが難しいです。また早期であると生え変わりの永久歯の
歯胚を傷つけてしまう危険もあります。反対にあまり長く放置していると過剰歯の抜歯により
永久歯の神経を傷つけてしまう危険があります。
周囲の永久歯への影響を考えると乳歯から永久歯への交換期(おおむね6~7歳)
過剰歯の抜歯をおすすめすることが多いです。レントゲン写真などで定期的に観察しながら
抜歯時期や方法を相談していくのが良いと思われます。
 
上顎の前歯の永久歯がすでに生えている場合、正中埋伏過剰歯が前歯の歯根に当たって
正常な歯並びの邪魔をして歯間離開を引き起こしていることがあります。
この場合はたとえ過剰歯が見えない状態でも学童期に抜歯をした方が良いでしょう。
レントゲンをみて永久歯の歯並びに影響しない過剰歯の場合は抜歯をせずに経過観察をおこないます。

 
・当院のこだわり
・ご両親に甘えてしまわないように、手術中は母子分離を行い
 お子さまの成長と頑張れる環境づくりをしています。
・CTの写真を撮影し、三次元的に埋伏した過剰歯の位置を確認し、手術を行います。
・最初の麻酔は痛みが少しでも和らぐよう表面麻酔と痛みがないか
 本人とこえかけをしながら行います。
・手術中は麻酔が切れてしまう前にスピーディーかつ正確に
 歯科医師とアシスタントが手術を行います。

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口腔がんのチェックをしましょう!

今回は口腔がんに対する当院の取り組みについてご紹介致します。
お口の中に異変を感じたり、できものがなかなか治らない、繰り返す
といった症状でお悩みの方は一度、歯科医院を受診することが大切です。
また、口腔がんの手術を経験して歯や骨を失ってしまった方も、入れ歯や
インプラントによって今よりもっと食事や会話がしやすくなる状態づくりをしましょう!

【目次】
1口腔がんとは
2口腔がん診察
3医科歯科連携
4口腔がん撲滅運動
5口腔がんで歯を失った場合
 
1口腔がんとは
口腔がんとは、お口の中に発生するがんで、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。
舌がん、歯肉(歯茎)がん、口腔底(舌の下)がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がんがあり、
そのうち日本人に一番多いのが舌がん(約60~70%)です。
「お口の中にもがんができる」ということに驚く方もいるほど口腔がんは認知度が低いのですが、
頭やのどにできるがんの中では、喉頭がん(こうとう)に次いで多いのが口腔がんです。
がん全体からすれば約1~3%と低い数値ではありますが、日本では年間7,675人が口腔がん
(咽頭含む)で亡くなられています。残念ながら、この数字は年々増え続けています。

 
2口腔がん診察
口腔がんの場合、初期は自覚症状がほとんどありません。
痛みがある、食べ物を食べたり、飲み物を飲むとしみる、違和感がある、
首のリンパ節が腫れる、なかなか口内炎が治らない、繰り返すといった
症状が出てきたときは、もうすでにがんが進行している状態です。
 
目に見える症状として、舌や粘膜の変色があります。
ほかにも、舌や指で触れるとしこりがある、ざらざらした突起・潰瘍、
お口の中の痛みやしびれるかんじ、物が噛みづらい、飲み込みにくい、
話しづらい、顎や舌を動かしにくいなどの症状を感じます。
 
当院では以下のような流れで診察を行います。
1問診
歯科衛生士、または歯科医師による問診を行います。
気になる部位、発症時期や症状など詳しく聞かせて頂き、記録します。
2口腔内写真
口腔がんが疑われる部位の写真を撮影します。
粘膜や口唇をきっちりと排除し、明確に記録を残します。
撮影した写真を歯科医師が確認します。
3視診・触診
撮影した写真をもとに、歯科医師がお口の中をみます。
まずは気になる部分をよく観察し、乾燥したガーゼを用いて触診します。
その後、お口全体の歯や粘膜、舌や歯茎の状態をよく観察しながら比較し、
気になることはないか確認します。
そして手鏡でお口の中を一緒に観察していただきます。この時、歯科医師より
詳しくご説明をさせていただきます。
4細胞診病理検査の計画、連携している病院への紹介、または経過観察
・明らかに口腔がんの疑いがある場合は、連携している病院との連携をとります。
・明らかではないが、可能性の高いものは細胞を切除して病理検査にだします。
病理検査の結果をもとに、病院への紹介または経過観察を行います。
・明らかに口腔がんとは違うものである場合は、1~2週間後、
1か月後の経過観察を行います。

 
3医科歯科連携
当院では明らかに口腔がん、または口腔がんの可能性の高い場合は受診された当日に
連携している大学病院などの対応可能な医療機関への紹介状を作成します。
家から通いやすい地域や、患者さまのかかりたいご希望の医療機関をお伺いして作成致します。

【当院が連携している総合病院】
・藤田医科大学病院
・八事日赤病院
・中京病院
・名古屋市立大学病院 など
 
内科等他の科で通院中の総合病院がある場合はそちらにご紹介させて頂きます。
ご紹介後は検査結果や経過を報告いただき、当院ではお口全体の定期検診と合わせて
口腔がんの術後の経過観察を続けられる方が多いです。
 

4口腔がん撲滅運動
当院では2019年より、口腔がんの撲滅運動の応援活動として
レッド&ホワイトリボンキャンペーンに参加しています。
活動内容として、毎年11月はキャンペーン紙コップを診療中に使用してひとりでも多くの方に
お口の中の変化を歯科医院で相談したり、家族や友人で口腔がんかもしれないけれど
病院に行くのは怖い。という方の受診のきっかけになるよう行っております。

5口腔がんで歯を失った場合
お口のなかでも口蓋や歯肉にがんが見つかり、切除により欠損が大きくなる場合は、
総合病院にて他部位の皮膚・筋肉(前腕皮弁・腹直筋皮弁・腓骨皮弁)などを用いた
口腔再建手術をおこない、術後の食事摂取機能や審美面(見た目)を考慮します。
その後の術後の顎骨・歯の欠損に対しては担当した病院または歯科医院にて
インプラントや入れ歯による機能の回復を行い、QOL(生活の質)の向上に努めます。

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抜歯の前に歯根端切除で歯を残そう!

私たちは日頃のインプラント相談で、「根管治療を長くしていたが、治らないので抜歯してインプラントにしましょう」と他院で診断があった。ということで、“果たして本当にこの歯は抜歯が必要な歯であるか聞きたい。”という相談を多く受けます。実際にCTにて精査を行うと、根の治療だけでは難しいが、外科的に歯根端切除術を行うことによってまだ歯を残すことができるというケースもあります。今回はこの歯根端切除術について詳しくご紹介致します。
【目次】
1歯根端切除(しこんたんせつじょじゅつ)とは
2歯根嚢胞とは
3どのような時に歯根端切除術を行うか
4歯根端切除術の治療の流れ
5フィステルの疑いがある方は早めにご相談を
 
 
1歯根端切除(しこんたんせつじょじゅつ)とは

 
歯根端切除とは、歯の根の先に菌がついた悪い部分を外科的に切除し、治癒を導くための
手術のことです。
非外科的な根管治療を行っても症状が改善しない場合には、感染が残っている部分を
外科的に取り除く処置(抜歯など)が必要となります。
歯そのものを抜歯して感染している部分を取り除くのではなく、歯の一部分だけを
外科的に取り除くことで、症状の改善を図るのが歯根端切除術の目的です。
この処置は全ての歯に対して行えるわけではありません。
一般的には根が一つの歯(前歯・小臼歯)にて行われます。大臼歯といった後方の歯は、
術野が狭くなり手術が困難であるため、当院では第一大臼歯までの処置を対象として行います。
また、以前治療した歯の金属の土台が長く、除去することが困難で根管治療が不可能な場合も
歯根端切除術が行われる場合もあります。

 
2歯根嚢胞(しこんのうほう)とは
近年で根管治療を受けた方が再治療となるケースが増えています。
その最大の原因が「歯根嚢胞(しこんのうほう)」です。
歯根嚢胞とは、根管の先端に膿が溜まる病気のことです。
放置すると激しい痛みがでるだけでなく、顎の骨を溶かしてしまうため、インプラントなどの
治療が極めて困難になります。根管治療で歯を残せても、歯根嚢胞によって再治療を余儀なくされれば、
通常の歯科医院では「抜歯するしかない」と判断される可能性が高くなります。
しかし当院では適応となる部位に対してはすぐに抜歯を行うことはせず、
まずは「歯根端切除術」を行い歯をできる限り残す処置を行います。

 
3どのような時に歯根端切除術を行うか
・歯根の先端にある膿の袋が大きくて根の治療で治らない、または治癒する見込みがない場合
・歯根が極端に曲がっていたり、根の中の管が細すぎて歯根の治療が困難な場合
・もともと歯に土台が入っている場合で根の治療が必要になるが、土台を外すことで根が
割れて抜歯になる恐れがある場合
・根の治療が必要であるが、過去の根の治療で器具の破折片が残存していたり、
 根の中に詰めている薬剤が根の外に飛び出していて除去できない場合
・歯が強い衝撃を受けて、根の先端部分が折れてしまった場合
・過去にも一度歯根端切除術を受けていて、再発した場合
 

4歯根端切除術の流れ
・局所麻酔をおこないます。
・歯根端切除を行う部位を切開し、剥離(はくり)します。


・歯根嚢胞を認める部分の骨を一部専用のバーで削ります。
・根の先端の周りにある嚢胞を丁寧に摘出します。
・歯根嚢胞の感染源である根の先端部分を切断し、摘出します。
・骨面にこびりついている細菌と炎症によって硬化した骨面を徹底的に除去、
洗浄します。


・歯根の先端部から根管をセメントで封鎖します。
・歯茎をもとの状態に整えて、縫合を行います。治療後は次第に骨ができるのを待ちます。
・手術した部分は骨や粘膜が最低3ヶ月くらいで回復してきます。
その間は定期検診で経過観察をしていきます。1年ごとにレントゲンを撮影し、
歯根嚢胞があった部分の経過と再発がないか確認を行います。
*手術中に歯根の先端部から根管にセメントを詰める場合と、あらかじめ術前に
根管の中を綺麗にしてセメントや樹脂を根の中に詰めて手術の日は根の先端を切断する場合があり、
状態に応じて判断し方法を決めます。

 
5フィステルの疑いがある方は早めにご相談を
「フィステル」というものをご存知ですか?

これは歯の根の先が感染して、炎症が起きたときに発症するものです。
根の先端から行き場がなくなった細菌が出口をつくろうと歯茎にニキビのようなできものをつくり、
そこから膿を出すようになります。
これを長い間放置しておくと大きな歯根嚢胞になったり、細菌や膿の力によって歯の周りの骨が
どんどん溶けていき、その歯を抜歯しないといけなくなってしまいます。
歯茎の部分にできものができて大きくなったり小さくなったりを繰り返している場合は
フィステルの可能性が高いかもしれません。ぜひ、お早めにご相談ください。

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インプラントとスプリットクレスト

今回は骨が足りない場合のインプラント治療で行う、「スプリットクレスト」について
ご紹介いたします。

【目次】
1スプリットクレストとは
2スプリットクレストを併用したインプラント埋入手術の流れ
3当院のスプレットクレストのこだわり
4減張切開とは
 
 
1スプリットクレストとは
スプリットクレストとは歯槽堤分割術ともよばれ、上顎の前歯の歯槽骨が4mmに満たない
場合に行う処置です。極端に薄くなった骨を分割して、そのすき間にインプラントを埋入する方法ですが、非常に割れやすくなっている歯槽骨を破折しないように細心の注意を払う必要があり、高度な技術力が求められる治療法です。
他院にて、「骨が薄すぎてインプラント治療が不可能」とお断りされた方もあきらめず、
ご相談ください。

 
2スプリットクレストを併用したインプラント埋入手術の流れ
・歯茎の切開・剥離(はくり)を行います。

・骨の凹凸や高さを整え、専用のステントを用いて
インプラントの埋入ポジションを確認します。
・ピエゾサージェリーにて骨頂部より骨切りを行います。


・骨切りを行った部分は慎重に専用の骨ノミ、ボスボーン、オステオトームを用いて
スプリットクレストを行います。
・インプラント体を埋入します。
・広げた骨の不足している部分は人工の骨補填材と自家骨を合わせて移植する。


・移植した部分は吸収性のメンブレンにて覆います。
・最後は切開した部分を丁寧に縫合します。


・術後は翌日の消毒、1週間~2週間程度で糸取りを行います。
・手術後6ヶ月程で2次手術を行います。歯茎の中に埋まっているキャップを背の高いものに交換して歯茎の外に出します。
・2次手術後、約2週間でインプラントの最終上部構造の型取りを行います。


・出来上がった最終の上部構造をセットします。その後は定期的な検診にてインプラント部分の確認とクリーニングを行います。
 
*骨の状態に応じて、骨を広げてスプリットクレストと同時にインプラント埋入を行う場合とまずは骨の幅だけをひろげて人工の骨補填材を移植し、数ヶ月経ってから骨ができた後にインプラントを埋入するケースがあります。
当院ではスプリットクレストと同時にインプラント埋入を行う場合が多いです。

 
3.当院のスプリットクレストのこだわり
当院ではピエゾサージェリーの専用のチップを使って、なるべく侵襲をあたえないように骨切りをおこなっております。
その後は丁寧に減張切開を行い、できる限り術後の腫れや痛みを考慮して行っております。

 
4.減張切開とは
歯茎の弁には2つの部分があります。1つは上方部の骨についている動かない歯茎、
もう一つは引っ張ると動く歯茎です。減張切開では動く歯茎の裏側の骨膜を切開すること
により、動く歯茎が伸びて歯茎の弁を伸ばすことができます。
こうすることで、骨が不足している部分に人工の骨を盛り上げて吸収性の膜で覆ってから
歯茎で完全に覆うときに必要以上に歯茎に負担をかけることなく、かつ綺麗に縫合することができます。
綺麗に縫合することで、細菌の侵入を防ぎ、痛みや腫れの予防につながります。

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インプラントとチタンメッシュ

今回は前歯や奥歯のインプラント治療で、大きく骨が足りない場合の「チタンメッシュ」という骨の移植方法について
詳しくご紹介いたします。実際に当院で行った症例の写真もありますので是非ご覧ください。

【目次】
1チタンメッシュとは
2チタンメッシュの流れ
 
1チタンメッシュとは
歯科の領域において主に骨造成法で使用する薄いメッシュ状のチタン製の膜です。
代表的な使い方としては、骨膜を剥離して露出させた欠損部位に人工の骨補填材を
補填して吸収性メンブレンで覆い、その上に適切な大きさにトリミングした
チタンメッシュを設置してスクリューで固定し、歯肉を縫い合わせます。
チタンメッシュは硬さがあるため再生させたい所定の部位に対してしっかりと
した形態付与ができること、メッシュ状のため、豊富な血液の供給を得ることができます。
特に大きな骨欠損への適応が有効であると言われています。
 
2チタンメッシュの流れ
【1次手術~骨の移植とインプラント埋入~】

  • 歯茎の切開をし、剥離(はくり)します。
  • 骨の高さをそろえるため、ピエゾサージェリーにて骨を削合します。
  • 専用のノミを使って、細い部分の骨を割って広げます。(スプリットクレスト)
  • 専用のステントを用いてCTにてシミュレーションした部分にインプラントを埋入するための穴をあけ、拡大します。(ドリリング)
  • インプラント体をドリリングした部分に埋入します。
  • チタンメッシュは骨を移植する部分に適当なサイズに切り取り、適合を確認します。
  • 人工の骨補填材に採血した血液を合わせ不足している部分に移植を行います。
  • 移植した部分の骨をチタンメッシュにて覆い、スクリューで骨に固定します。
  • 場合によって、吸収性のメンブレンにて移植した部分の骨を覆います。
  • 歯茎を綺麗に縫合するため、減張切開という特殊な切開を加えて、歯茎の弁を伸ばします。
  • 歯ぐきを縫合します。

【術後】

  • 手術の翌日、傷口の消毒を行います。
  • 手術から1週間~10日後で縫合した糸を取ります。
  • 移植した部分の骨とインプラントが自分の骨と結合するのを待ちます。2次手術までの4ヶ月の間は、1ヶ月に1回の間隔で全体のクリーニングとインプラント部分の確認を行います。

【2次手術~チタンメッシュの除去~】

  • 歯茎を切開し、剥離(はくり)します。
  • チタンメッシュを除去します。固定していたスクリューを外し、移植した骨の骨造成の状態を確認します。
  • インプラントのキャップを直径が長いものに交換し、歯茎との貫通部をつくります。
  • 再度、縫合を行います。
  • 手術後は、翌日の消毒・1週間後の糸取りを行います。
  • 2次手術より、2週間後にインプラントの型取りを行います。
  • 型取りから2週間後にインプラントの最終的な上部構造が出来上がります。

【定期的な検診】
チタンメッシュを併用したインプラント治療の場合も、自分の歯と同様に3ヶ月ごとの
定期検診にてインプラントの部分の確認と専用の機械を用いたクリーニングを行います。
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。治療が終わったあとも
インプラントが長持ちするよう、ぜひ定期検診に通いましょう!

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インプラント治療と骨の移植

今回は当院で実際に行っている前歯の骨が足りない場合の移植方法についてご紹介します。
様々な骨の移植方法がある中でも今回は「ベニアグラフト」という方法です。

 
【目次】
1べニアグラフト
2べニアグラフトを行う部位・方法
3べニアグラフトのメリット・デメリット

1べニアグラフト
骨が不足している部分を補うための処置として移植材料をブロックで採取して
受容側の皮質骨面上にスクリューにて固定する骨造成方法。
歯科のインプラント治療においては、自家骨を移植材料として用いることが
ほとんどです。
以前は供給側となる自家骨の採取部位として足の骨から採取することがありましたが、
現在では、医療の技術の発達により口腔内のオトガイ部、下顎枝、上顎結節などから
採取することがほとんどです。

 
2べニアグラフトを行う部位・方法
特に上下の前歯は唇側の骨の厚みが薄く、抜歯すると吸収されてしまうことがあります。
骨が吸収されると、同時に骨についていた歯肉も退縮するため、審美的な問題が
生じることが多いです。
上下顎の前歯のインプラント治療において、手術後もしっかりとした骨と歯肉を維持する
ために行う骨造成法をべニアグラフトといいます。
主に自家骨から板状のブロック骨を採取します。


【右下の下顎枝より採取】


【実際に採取した板状の骨】
採取した骨は形態や大きさを整えて、前歯部分の顎骨に貼り付けスクリューなどで固定します。
さらに、隙間を埋めるために人工の骨を併用することもあります。最終的にはメンブレンと
よばれる膜で覆い固定していきます。


【上の前歯:べニアグラフトとインプラント埋入手術を同時に行った】

期間としては手術後約6ヶ月で移植した骨が安定し、インプラント治療が可能になりますが、
べニアグラフトと同時にインプラントを埋入することもあります。

 
3.ベニアグラフトのメリット・デメリット
〈メリット〉
骨のレベルが揃った状態でインプラント治療が可能となるため、治療をした後の審美性
(歯肉や歯の自然な連続性)が高いです。
また、ブラッシングなどのお手入れも容易になります。
〈デメリット〉
自家骨を使う場合は自家骨採取による手術侵襲が大きいです。
人工骨や代用骨、チタン製のプレートを使用する場合はより高い治療技術が求められ、
治療費も高くなります。いずれの方法も移植骨が安定しないことや感染によって
再治療となるリスクがあります。

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インプラント 治療法

今回はインプラントにはどのような治療法があるのかご紹介致します。

【目次】
・インプラントの治療法にはいくつかの方法があると聞いていますが、その方法の違いを教えてください。
・入れ歯を使ったインプラント治療 インプラントオーバーデンチャー
入れ歯を使っている方、虫歯・歯周病で多くの歯を失ってしまった方へ

  オールオン4(オールオンフォー)


・インプラントの治療法にはいくつかの方法があると
聞いていますが、その方法の違いを教えてください。

1.1回法
 「1回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた直後に、インプラントの一部、
あるいはインプラントの上部につけた部品(キャップ)が粘膜の上に露出します
一定期間(骨の状態に応じて早期では2~3ヶ月程度)を経たあとに、型を取って最終の被せ物の作製を行います。

2.2回法
 「2回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います
そして、一定期間(2~3ヶ月、骨が不足している部分の移植を行った場合は4~6ヶ月程度)を経たあとに、
インプラント上部の粘膜を再度切開して(2回目の手術)、その上に部品(キャップ)をつけ、1回法と同様に
最終の被せ物の作製を行います。

・インプラントを使った入れ歯 インプラントオーバーデンチャー
 インプラントオーバーデンチャーとは総入れ歯の場合に、2~4本と少ないインプラントを骨内に入れ、
総入れ歯の内面に、維持装置を埋め込んで入れ歯とインプラントを固定する方法です。
総入れ歯と比べてインプラントで固定するので安定して入れ歯ががたつかず、
痛みもないのでしっかり噛めます。

反対に噛む力が向上するため、使っている入れ歯が割れてしまうことがあります。

・入れ歯を使っている方、虫歯・歯周病で多くの歯を失ってしまった方へ
  オールオン4(オールオンフォー)

 オールオンフォーとは、ポルトガルのDr.パウロ・マロによって開発された画期的な治療法です。
従来のインプラント治療は一本の歯につき一本のインプラント体を埋め込んでいましたが、オールオン4は
最小で4本のインプラント(上顎と下顎の場合で最小8本)でたった1日で固定性の歯になります
1日で固定性の歯になり噛めるようになりますが、これは仮の人工歯であって、最終的な人工歯の完成には
4~6ヶ月を要します。

この治療は「インプラント治療は難しい」と診断された方、骨の移植が必要と言われた方、歯科治療が怖い方、
ものを噛むのに苦労されている方、ご多忙で歯を治療する時間がない方、年齢を重ねても人生を楽しみたい方に
おすすめの治療方法です。

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