今回は当院で実際に行っている前歯の骨が足りない場合の移植方法についてご紹介します。
様々な骨の移植方法がある中でも今回は「ベニアグラフト」という方法です。

 
【目次】
1べニアグラフト
2べニアグラフトを行う部位・方法
3べニアグラフトのメリット・デメリット

1べニアグラフト
骨が不足している部分を補うための処置として移植材料をブロックで採取して
受容側の皮質骨面上にスクリューにて固定する骨造成方法。
歯科のインプラント治療においては、自家骨を移植材料として用いることが
ほとんどです。
以前は供給側となる自家骨の採取部位として足の骨から採取することがありましたが、
現在では、医療の技術の発達により口腔内のオトガイ部、下顎枝、上顎結節などから
採取することがほとんどです。

 
2べニアグラフトを行う部位・方法
特に上下の前歯は唇側の骨の厚みが薄く、抜歯すると吸収されてしまうことがあります。
骨が吸収されると、同時に骨についていた歯肉も退縮するため、審美的な問題が
生じることが多いです。
上下顎の前歯のインプラント治療において、手術後もしっかりとした骨と歯肉を維持する
ために行う骨造成法をべニアグラフトといいます。
主に自家骨から板状のブロック骨を採取します。


【右下の下顎枝より採取】


【実際に採取した板状の骨】
採取した骨は形態や大きさを整えて、前歯部分の顎骨に貼り付けスクリューなどで固定します。
さらに、隙間を埋めるために人工の骨を併用することもあります。最終的にはメンブレンと
よばれる膜で覆い固定していきます。


【上の前歯:べニアグラフトとインプラント埋入手術を同時に行った】

期間としては手術後約6ヶ月で移植した骨が安定し、インプラント治療が可能になりますが、
べニアグラフトと同時にインプラントを埋入することもあります。

 
3.ベニアグラフトのメリット・デメリット
〈メリット〉
骨のレベルが揃った状態でインプラント治療が可能となるため、治療をした後の審美性
(歯肉や歯の自然な連続性)が高いです。
また、ブラッシングなどのお手入れも容易になります。
〈デメリット〉
自家骨を使う場合は自家骨採取による手術侵襲が大きいです。
人工骨や代用骨、チタン製のプレートを使用する場合はより高い治療技術が求められ、
治療費も高くなります。いずれの方法も移植骨が安定しないことや感染によって
再治療となるリスクがあります。

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