サイナスリフトの術前チェックポイント

上の奥歯にインプラントをしたい!上の奥歯を抜歯して、インプラントにしようか悩んでいる。
このような悩みをお持ちでインプラントの相談をすると、実は「骨が薄くなってしまっている」ということがよくあるのです。今回は当院で行っている上の奥歯にインプラント治療ができるように骨を移植する『サイナスリフト』の術前に確認して頂きたい内容をまとめました。では、ご覧ください。

【目次】
・サイナスリフトとは
・上顎洞に炎症はありませんか
・上顎洞の確認と、耳鼻科での治療
 
・サイナスリフトとは?
サイナスリフトとは、上の奥歯にインプラント治療をするために骨を増やす処置のことを言います。これは、上の奥歯にインプラントを埋められる十分な骨がある方には必要ないのですが、
奥歯を抜歯すると、多くの方は抜いたところの骨が吸収してしまい実際にインプラントの治療をするときに骨が不足していることが多いのです。
 
薄い1~2㎜程度の骨にインプラントを埋め込もうとしても支えがなく、骨の上にある上顎洞という空洞に突き抜けてしまいます。このような場合は「サイナスリフト」によって骨の移植を行い、そこにインプラント治療を行うことが安全で長持ちします。

 
・上顎洞に炎症はありませんか
では、いざインプラント治療と合わせて「サイナスリフト」を始めようとしたとき、事前にチェックして頂きたい項目があります。
1副鼻腔炎(蓄膿)はないか
この副鼻腔炎とは、サイナスリフトで骨を移植する部分の空洞に膿が溜まって炎症を起こしている状態のことを言います。膿が溜まっている部分に人工の骨を移植することによって、人工骨部分に細菌が付着し感染を起こすことが考えられます。そうすると、さらに副鼻腔炎の炎症や症状が進行し、長期にわたっての治療が必要となります。
 

2慢性的な鼻炎はないか
サイナスリフトでは上顎洞底の粘膜は破れない様に慎重に処理していくので、鼻に血液や骨が流れたり、息が吸いにくくなるとか、鼻が悪くなったりする様なことはありません。しかし、鼻炎で鼻の粘膜が荒れている場合は手術に際して感染のリスクをたかめるため注意が必要です。
また、症状がひどい場合は鼻を強くすすったり、頻繁に強く鼻をかむことが多いと思います。これらの行為によって、移植した骨が重力や圧とともにどんどん減っていき硬化して骨として使える部分が減ってしまいます。そのため、慢性的な方はもちろん、季節に応じて花粉症がひどい方などは手術のタイミングを相談して決めるのが望ましいでしょう。

 
・上顎洞の確認と、耳鼻科での治療
では、どのようにしてサイナスリフトを行う前に上顎洞の状態を確認するのでしょうか?
1二次元のレントゲン写真による評価
2CTによる評価

まずは二次元のレントゲン写真を撮影します。この時、上顎洞の空洞が黒い場合は何もない健康な状態です。反対に、上顎洞の空洞が白くなっている場合は膿が溜まっている可能性が高いです。
この時はさらに詳しくCTを撮影して明らかに膿がたまっているか確認を行います。
CTでも明らかに蓄膿(副鼻腔炎)を認めた場合は、耳鼻科を受診し治療を行います。
治療を終えて、炎症や膿の力がおさまったあとサイナスリフトの手術を進めていきます。
 
このサイナスリフトはどこのクリニックでも安易に行える処置ではなく、インプラント治療の経験や耳鼻科的解剖を含めてよく理解した医師によって行うことで安全に処置を行うことができます。インプラント治療を行う際は耳鼻科的内容においても詳しく歯科医師と相談し治療計画を立てることをおすすめします。

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歯科治療に使われるセラミックの種類

今回は歯科治療ではどんな種類のセラミックを使っているのか、実際に当院で使用しているセラミックの種類について
ご紹介します。また、インプラント治療で使用しているセラミックの特徴についてもご覧ください。

 
【目次】
・歯科治療に使われるセラミックの主な種類
・セラミック
・ハイブリッドセラミック
・ジルコニア
・当院のインプラント治療に使われるセラミック
 
・歯科治療に使われるセラミックの主な種類
セラミックと一口に言っても、種類によってさまざまな特徴があります。そのため、部位や治療の内容によって患者さまに合ったセラミックをご提案させていただきます。
 
・セラミック
セラミックとは、ポーセレンと呼ばれる歯科用陶材のことを言います。
従来の方法としては金属の土台に焼き付けるメタルボンドあります。
内面に金属を使用するため、強度が増しますが金属の酸化により内面から二次カリエスを起こすリスクがあります。
現在の方法としては、金属を一切使わないオールセラミックやラミネートべニアなどに多く用いられます。セラミックは他のセラミックの材料と比較して透明感が高い点が特徴であるため、前歯の部分の治療におすすめです。

 
・ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックにレジン(プラスチック)を混ぜたものです。
歯科用CAD/CAMシステムを用いた、CADCAM(キャドカム)冠といいます。
セラミックのみの補綴物に比べて透明感やツヤ、強度は劣りますが、保険適応の材料であるため、
安価な価格で作製することができます。保険治療が可能な適応部位としては、小臼歯(前から4番目、5番目の歯)、すべての第二大臼歯(親知らずを含まない一番奥の歯)が残存している場合の下顎の第一大臼歯(親知らずを含まない奥から2番目の歯)があります。
当院でも2014年4月1日より導入しており、金属の被せ物に比べて審美性に優れ、金属アレルギーがなく生体に優しい材料ということで多くの人に選ばれています。

 
・ジルコニア
ジルコニアは人工ダイヤとして知られています。生体親和性に優れているのが特徴で、当院では一番おすすめのセラミックです。
強度が非常に高いため、噛むときに力がかかる奥歯に多く使われます。また、前歯の被せ物ではジルコニアの表面に周りの色と合わせたセラミックを盛ることで、強度があるうえに色調も合わせて自然につくることができます。
 
今回ご紹介した3種類のセラミックはそれぞれ特徴に応じたおすすめの部位がありますので、
ぜひご来院の際にゆっくりご相談しましょう。
また、「セラミック」と「ジルコニア」は保険適応外治療のため、費用のお支払いに関しましては現金での一括払い、院内での分割払い、デンタルローンなどをご用意しております。
白く健康的な歯は、歯を見せることに自信が出て、食べること笑うこと話すことが楽しくなります。

 
・当院のインプラント治療で使われるセラミック
当院ではインプラントの最終上部構造で使用する補綴物は「ジルコニアクラウン」です。
理由としては、3つあります。
一つ目は生体親和性が良く、体に優しいことです。
二つ目はセラミックの中でいちばん強度が高く、安定して噛めるからです。
三つ目は銀歯と比べて汚れが付きにくく、歯周病を予防します。
これらの理由から一番良い材料で長くインプラントが使って頂けるように、当院ではインプラント治療でもセラミックを使用しております。

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銀歯をセラミックにするメリット

セラミックのメリットは見た目だけではありません。
セラミックには、銀歯にはないさまざまなメリットがあることから、当院でも最近はセラミックを選ぶ人が増えています。

【目次】
・セラミック治療の効果
・銀歯による虫歯治療のデメリット
・セラミック治療の5つのメリット
・セラミック治療のデメリット
 
・セラミック治療の効果
歯を綺麗に美しくすることは、歯肉や他の歯とのバランスを整えます。
また、口元の美しさを高めるだけでなく、合わせて精神面でも良好な効果をもたらします。
以前治療した部分が変色したり、銀歯で目立つという場合は口元に自信がなくて歯を見せて笑えない、笑うときや話すときは自然と口元に手を当ててしまうという人が多いのではないでしょうか。セラミック治療はこのようなお悩みを解決し、自信をもって笑えるようになったり、人と会話ができるようになったりします。さらに自信がつくことで積極的になれるといった効果も期待でき、内面の印象も大きく違ってくるでしょう。

 
・銀歯による虫歯治療のデメリット
1歯科用金属アレルギー
歯科用の金属アレルギーとは、だ液に溶けてイオン化した金属が、体内に取り込まれた後でタンパク質と結合することにより、異物とみなされて起こるアレルギー反応のことをいいます。
お口の中以外で金属アレルギーをお持ちの方は、お口の中で多く使われている金銀パラジウム合金で作られた銀歯を入れた場合、アレルギー症状が起きる可能性があります。
 

2ブラックライン
銀歯や前装冠(ぜんそうかん)とよばれる金属のフレームの表面にプラスチックを張り付けてある差し歯を入れた場合、溶けだした金属イオンが歯茎に沈着して、歯と歯茎の境目にもわーっと黒い線が現れる場合があります。これを「ブラックライン」といいます。
ブラックラインは、歯茎が退縮して根元の部分が露出してしまった場合、さらに目立ちやすくなります。そのため、前歯のような審美性が求められる部分の治療にはよく相談して決定していただくことをおすすめします。
 

3二次カリエス
二次カリエスとは、虫歯治療を行った歯で二次的に起こる虫歯のことをいいます。金属の詰め物や被せもの治療をした場合、二次カリエスが起こりやすくなります。
この「二次カリエス」の主な原因としては、銀歯の劣化があげられます。
金属が酸化することによって、徐々に歯と銀歯の間に隙間ができて、虫歯の菌が侵入しやすくなります。そして知らないうちに、銀歯の下で虫歯ができてしまうのです。ポロっと詰め物や被せものが外れると虫歯を発見することができますが、痛みもなく長い間放っておくと中で虫歯が拡大して大事な歯を大きく削らないといけなくなってしまいます。

 
・セラミック治療の5つのメリット
1目立たない
セラミックは保険の治療で行うプラスチックと比べて、天然歯に近い透明感やツヤが得られることから一番目立つ前歯にいれても自然でほとんど目立ちません。
2劣化しにくい
セラミックは長い年月で劣化が起こりにくく、ほとんど変色も見られません。そのため、銀歯にくらべて二次カリエスも少なく、長く安心して使い続けることができます。
3体への影響が少ない
セラミックは、銀歯のような金属アレルギーの不安がありません。
また、ブラックラインも起こらないため歯茎への影響もなく、とても自然です。

4表面に汚れが付きにくい
銀歯はお口のなかでの衝撃や強いブラッシング圧、歯間ブラシのワイヤーなどによって表面に細かい傷がつき、表面に汚れが付きやすいという欠点があります。
比較してセラミックは硬くて傷がつきにくいため、汚れの付着量も少なく、虫歯や歯周病の予防につながります。

5補綴物の精度が高い
セラミックの詰め物や被せ物を作成する場合は、シリコン印象材を使用して精密な型どりを行います。シリコン印象材の良いところは、型どり後の変形が少なく、より精密なところまで確実に型をとることができます。作製した補綴物は、正確性が高く歯にぴったり合うため、虫歯になりにくいというメリットがあります。
 

・セラミック治療のデメリット
セラミックには銀歯にはない優れたメリットがある一方で、残念ながらいくつかのデメリットがあります。
1費用が比較的高額
セラミック治療は審美性を高めるために行うことから、保険が適応されません。
そのため銀歯に比べて治療にかかる費用が高額になってしまいます。
当院では、費用のお支払い方法として「デンタルローン」や「院内での分割支払い」もご用意しております。
 

2強い衝撃で割れやすい
セラミックは高強度である反面、強い力がかかると割れやすいという性質があります。
そのため、「奥歯には強度の高いセラミック(ジルコニアセラミック)を選ぶ」「歯ぎしり防止のため、就寝中にナイトガードとよばれるマウスピースを装着する」などの対策をとると安心です。

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インプラント手術 オールオン4

今回は無歯顎の方へのオールオン4手術についてご紹介致します。

【目次】
・上の歯をすべて失った場合のインプラント治療
・オールオン4治療のpoint1
・オールオン4治療のpoint2

 ・上の歯をすべて失った場合のインプラント治療
当院で手術をされた方は歯周病によって上の歯をすべて失ってしまい、
オールオン4を希望されました。
特に上の奥歯は左右とも抜歯後に上顎洞が下方に大きく拡大しており、インプラントをまっすぐ埋入することが困難でした。このような場合にオールオン4は最適で上顎洞と呼ばれる空洞を避けて、インプラントを傾斜埋入するという計画で進めました。
 
インプラント無料相談時のカウンセリングでお話を聞くと、「上の歯は歯周病が進んで抜けてしまった」と教えていただきました。抜けてからはそのまま歯のない状態で生活をされていました。
そのため、最初に義歯をつくるような行程で上下の歯の型どりを行い、かみ合わせを決めました。
実際に人工歯を配列して、お口の中で試適を行い、最終的にオールオン4の手術後に装着する仮歯を作成しました。
インプラント無料相談後は、お口全体の虫歯・歯周病の検査、二次元のレントゲン写真撮影、口腔内写真撮影を行いました。

・オールオン4治療のpoint1
また、オールオン4で大切なポイントのひとつは仮歯や最終ブリッジをセットしたときに歯茎と補綴物(仮歯や最終ブリッジ)の境目が分からないように手術の際に骨を削って整えることです。
CT画像と顔貌のスマイル写真を参考にし、いちばん笑って唇が上がったとき、どのくらいまで歯茎や歯の根元がみえるかを確認します。
今回の患者さまはスマイル時に見える歯茎が1ミリ程度であったため、大きく骨を削ることはせず、凹凸のある部分を整えました。


 
・オールオン4治療のpoint2
二つ目のポイントは『アクセスホール』の位置です。
「アクセスホール」とは下の写真のようにインプラント体と上部構造(仮歯)を連結するための穴のことです。オールオン4ではこのアクセスホールの位置が重要となります。

前歯部から小臼歯の白い歯の部分にアクセスホールがあると上部構造が折れてしまったり、白い歯の部分が割れてしまうといったトラブルが発生する確率が高まります。
 
インプラントの埋入する位置に関しては、
1.事前にCTによって分析と計画をたてること、
2.手術時にCTを確認しながら口腔内の状態と照らし合わせてインプラント体の埋入、アバットメント(インプラント体と上部構造を接続するパーツ)の装着を行うことで安定する位置にアクセスホールをつくります。

手術と仮歯装着後は今まで上の歯がない状態で生活されていたので、仮歯が入った直後は「噛むと高い感じがするなあ」と話されていました。最初は違和感を感じたり、慣れるまで変な感じがあると思いますが徐々に仮歯をつかって食事や会話をしていただくことでなじんできます。
あまりにも違和感が強い場合や長く続く際は、お早めにご連絡ください。
今後はまず手術した日から2週間~1か月で糸取りを行います。その後は1か月に1回の間隔で仮歯の粘膜調整と噛み合わせのチェック、クリーニングを行います。

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虫歯とプラーク

今回は虫歯の原因となる「プラーク」との関わりと、虫歯の予防法についてご紹介致します。
 
【目次】
・虫歯はプラークの中の酸により溶かされてできる
・虫歯の発症要因
・虫歯の予防法
 
・虫歯はプラーク中の酸により溶かされてできる
歯の表面についた歯垢はプラークといい、おびただしい数の細菌が集まってできたものです。
歯の表面についたプラークの中の虫歯菌は、砂糖などの炭水化物を分解して酸をつくります。その酸によってプラークの中、つまり歯の表面は酸性になり、カルシウムが溶けだします。これを「脱灰」といいます。酸はだ液の作用によって中和され、再びカルシウムが歯の表面に戻ります。これを「再石灰化」といいます。歯の表面では、つねにこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。頻繁に砂糖などを摂り続けていると脱灰が進み、歯の表面が柔らかくなり、最後には穴が開いて虫歯ができます。
虫歯菌は常在菌といって誰のお口の中にも存在しています。ただ、虫歯菌がいればすぐにむし歯になるというわけではありません。虫歯菌のえさとなる砂糖や炭水化物があって、時間が経過することで初めて虫歯ができます。しかし、歯の表面がフッ化物(フッ素)で強化されていたり、だ液の酸を中和する能力が高かったりすれば、虫歯の発症は防げます。このように、虫歯はたくさんの要因が影響して発症するのです。

 
・虫歯発症の要因
一般的な虫歯は多因子疾患であり、生活習慣に左右される生活習慣病です。
虫歯の発症にはKeyes(カイス)の輪で示される「宿主」「細菌」「食事」の3つの因子に加え、時間、年齢、社会経済環境、全身疾患、知識レベルなどの因子が関与します。
「宿主」では、歯面の抵抗性とだ液による保護作用が関与します。「細菌」では、虫歯はミュータンス菌などの特定の細菌のみで引き起こされるのではなく、プラークという細菌の集合体による複合感染として考えます。「食事」に関しては、炭水化物、特に糖質の量だけでなく、飲食回数、時間、そして食物の性状も影響します。

・虫歯の予防法
虫歯のえさとなる砂糖などを減らすには、摂取量を減らすことも大切ですが、飲食の回数や、お口の中に残りにくいものを選ぶなどの配慮も必要です。スポーツドリンクや缶コーヒー、果物などに含まれる糖分にも注意してください。
ブラッシングでは、ていねいに磨くのに加え、フッ化物を使用しましょう。フッ化物は歯質を強くするだけでなく、再石灰化を促進します。フッ化物がお口の中に長く残っているほど、再石灰化は促進されます。ですから、できるだけフッ化物をお口の中に残すようにするため、ブラッシングの後はお口をゆすがないようにするか、ごく少量の水で1回だけゆすぐようにします。
 

虫歯は「脱灰と再石灰化をくり返すプロセス」といわれています。予防のためには、脱灰の時間を短くし、再石灰化の時間を長くします。
予防の大きな因子となるのが「食事」で、なかでも飲食回数がもっとも影響しているとされます。しかし、臨床研究で食事について証明することは難しく、エビデンスレベルの高い研究はありません。その反面、フッ化物はよく研究され、効果が証明されています。歯面の抵抗性を高めるだけでなく、再石灰化を促進します。

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虫歯リスクが高い方へ

 
虫歯のリスクは人によって異なります。虫歯は多因子疾患であり、生活習慣病でもあります。
今回は虫歯のリスクが高い方に対してのおすすめの予防法をご紹介致します。

 
【目次】
・規則正しい食生活で予防する
・自宅で毎日の食事をチェックしてみましょう
・フッ化物を効果的に使い予防する
・「イエテボリ法」を試してみましょう
 
・規則正しい食生活で予防する
ブラッシングでお口の中の細菌を取り除くことは大切ですが、細菌をゼロにすることはできません。残った細菌にえさを与えれば、また増えてしまいます。細菌が特に増えやすいタイプの人は、細菌にえさを与えないように、規則正しい食生活を心がけましょう。
 
食生活から虫歯のリスクを改善するポイントは「砂糖の量」「飲食回数」「時間」「何を食べるか」の4つです。まずは間食の回数を減らしましょう。回数を減らせば自然と量も減ってきます。どうしても回数を減らせないときは、キシリトールなどの代用糖を使ったノンシュガーのお菓子にしましょう。
次に規則正しい食生活をしましょう。時間を決めておくことも重要です。ダラダラ食いは避け、食べる/食べないのオン・オフをしっかり切り替えましょう。おやつはキャラメルよりはチョコレートを選ぶ、キャンディーは噛んで食べるなど、お口の中から早くなくなるものを選びます。スナック菓子のような、甘くないけれどお口の中に残りやすいものには要注意。果物やスポーツドリンク、野菜ジュース、缶コーヒーなどには、意外に糖分が含まれていることがありますので気をつけましょう。
 

・自宅で毎日の食事をチェックしてみましょう
食事に関するリスクが高い患者さまは、毎日の食事を記録してもらい、問題点に気づいていただきます。記録してもらうことで、果物、野菜ジュースや寝酒など、普段気づいていない糖質の摂取が発見できることもあります。問題点を確認したら、どこを改善できるかを自分で決めてもらいます。その際には、食品の種類によって、停滞性の高低(どの程度お口に残りやすいか)を歯科衛生士より説明させていただき、代用糖を用いたお菓子、チーズやソーセージなど糖質を含まない食品へ変更することをおすすめします。
・フッ化物を効果的に使い予防する
食事をした後のお皿は、時間が経つと汚れが落ちにくくなります。
ブラッシングも同じで、食事をしたらすぐに行いましょう。また、手荒れがひどい人は、お皿を洗った後にハンドクリームを使って手を保護します。それと同じように、虫歯ができやすい人は、フッ化物入り歯磨き粉を使ってブラッシングした後は、お口をゆすぐ回数を少なくして、あえてフッ素をお口の中に残すようにしましょう。そうすれば、フッ化物が細菌から歯を保護してくれるのです。
 
《当院でおすすめのフッ化物入り歯磨き粉》
・チェックアップスタンダード 1450ppm
・コンクールジェル 950ppm
*お子さまにおすすめ
・チャイルドケア 970ppm

 
・「イエテボリ法」を試してみましょう
飲食をすると、糖分がプラークの中に取り込まれ、細菌により分解されます。その際、プラーク内のpHは酸性に傾きますが、その値は飲食後10分程度がもっとも高くなり、その後60分ほどかけて徐々に中和されていきます。
強い酸性になる前に、食後早めにブラッシングをして、細菌のかたまりであるプラークと、えさとなる糖分を取り除きましょう。だ液には酸を中和して歯を守る作用があるのですが、寝ているうちはだ液の分泌量が減りますので、寝る前のブラッシングは重要です。
ブラッシングの際は再石灰化を促進させるために、フッ化物入り歯磨き剤を使いましょう。
磨き方としては、歯の健康の先進国であるスウェーデンのイエテボリ大学で発案された「イエテボリ法」がおすすめです。
〈イエテボリ法でのブラッシングのしかた〉
1フッ化物配合歯磨剤を歯ブラシいっぱいにつける(6歳未満は量と濃度に注意)
2口腔内全体に広がるように2分間ブラッシング
3泡を吐き出さずに10ccほどの水を口に含む
430秒間、泡と水を口腔内で混ぜ合わせ、歯間部を行き来させるように洗口してから吐き出す。
うがいはせず、2時間は飲食をしない。就寝前のブラッシングの場合は、そのまま就寝する。

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ソケットリフトを併用したインプラント手術

新年初めてのインプラント手術は、ソケットリフトを併用したインプラントの手術でした。
今回はソケットリフトについて、通常のインプラント手術とどこが違うのかご説明します。

【目次】
・ソケットリフトとは
・ソケットリフトの概要
 
・ソケットリフトとは
上顎の奥歯の骨の高さが不足している場合に用いる骨誘導再生療法のことです。
ソケットリフトはサイナスリフトなどの難しい手術と比べてリスクの少ない簡単で安全な手術です。
*しかし通常6mm程度の骨量が必要とされています。

 
・ソケットリフトの概要
上の奥歯を失ってしまうと、上顎洞が下方に拡大していきます。
同時に、失った歯の周囲の歯槽骨が吸収されていくので、歯槽骨の厚みが加速的に減少していきます。ソケットリフトとは、そのように上顎の骨の厚みが薄い場合に、厚みを増すために行われる方法です。
上顎洞のインプラントを植える穴(元の歯が抜けた部分)から骨のもととなる物質を入れて、少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げていきます。
押し上げられた粘膜と、その間に詰まった骨のもととなる物質の分だけ、骨の厚みを増す
ことができます。
骨の高さが足りない部分の、上顎洞底の骨を若木骨折させ、そこに自家骨や人工の骨補填材を挿入して『オステオトーム』という器具で、上顎洞底を押し上げます。
押し上げる方法としては、インプラントを埋入する穴に適切な太さのオステオトームを挿入し、
金づちのような「マレット」と呼ばれる器具を使ってコンコンたたきながら上顎洞を押し上げます。コンコンとたたくときに少し振動があり、頭の方へと響いて驚きますが強い痛みはほとんどありませんのでご安心ください。
その後は通常通りインプラント体を埋入します。
今回の患者さまは、骨の状態に大きな問題がなかったので、手術から2か月後に型どりをして上部構造のセット予定です。

オステオトームとは、下の写真にあるひょうたん型の先端がくねっと曲がって細くなっているものです。

当院ではソケットリフトを併用した場合はほとんどのケースで同時にインプラント埋入を行っております。
骨が不足している場合でもこのソケットリフトをすることで短期間でインプラントの治療を行うことができるのがメリットです。

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ドライソケット

今回は抜歯の後に起こる「ドライソケット」についてご紹介致します。
 
【目次】
・ドライソケットとは?
・ドライソケットの原因
・ドライソケットの治療法
 
・ドライソケットとは?
ドライソケットとは、抜歯後の傷に血餅(血液がゼリー状になったもの)がみられないために歯槽骨が露出し、強い痛みがあることを言います。抜歯による偶発症で下顎の埋伏智歯抜歯(下の埋まっている親知らずの抜歯)の抜歯後に多く発症します。通常の場合、抜歯後に麻酔が切れると痛みが生じますが、その後は次第に痛みが弱くなっていきます。しかし、ドライソケットの場合は2、3日後くらいから次第に痛みが強くなってどんどん症状がひどくなっていきます。
 

・ドライソケットの原因
通常、抜歯後の傷は血餅で塞がれますが、術後に過剰なうがいをしたり、抜いた部分の傷を気にして触ることにより、血餅が十分に形成されなかったり脱落してしまうことによって起こります。もう一つは感染による炎症で血餅が溶けてしまうことにより起こります。
 
・ドライソケットの治療法
まずは、抜歯後2、3日経ってから痛みが増してきた場合は抜歯を行った歯科医院を受診してください。抜歯した傷口に血餅ができているかを確認し、細菌や中に溜まっている食べものをよく洗浄します。
明らかに骨が露出している場合は、再掻爬(さいそうは)をおこないます。
再掻爬とは、麻酔をして抜歯窩を再度清掃することで出血を促し、治癒を促進させる方法です。再掻爬後は、翌日の消毒と1週間後に痛みの確認と糸取りを行います。この時点で痛みもおさまり、血餅ができていることを確認できたらその後は経過観察を行います。

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歯周病菌を退治しましょう!

明けましておめでとうございます。
新年もよろしくお願い致します。
 
今年初投稿のブログは『歯周病菌を退治して美しい口腔を守る』です。
 
歯肉が腫れ、歯と歯の間が広がり、お口の中のネバネバ感や口臭がひどくなり、最悪の場合歯が抜けてしまう歯周病。見た目の部分はもちろん、歯周病菌が及ぼす影響を考えると、今すぐ自分の歯茎は大丈夫?と心配になる人も多いのではないでしょうか?
わたしたちが歯医者に通うのは、もっぱら虫歯で歯が痛んだ時。欧米のように予防歯科への意識が高くない日本では、歯周病ではないか?と気づくころには取り返しがつかない状態になっていることも多いのです。
 

【目次】
・歯周病のセルフチェック
・歯周病に負けない7つの知識
 
・歯周病のセルフチェック
□歯の間に食べかすがはさまりやすい
□歯みがきをしたときに血が出る
□朝起きたときに口の中がネバネバしている
□なんとなく口の中がすっきりしない
□最近、歯が長くなった気がする

 
このチェック項目に1つ以上当てはまる人は歯医者を受診することをおすすめします。
歯周病のポケットを測る検査やレントゲン写真撮影にてあなたの現在の歯周病の状態を知ることができ、進行に応じた治療方法を提案させていただきます。
 
・歯周病に負けない7つの知識
1歯の被せ物は歯茎の際にプラーク(細菌のかたまり)を溜まりやすくするため、
虫歯を早めに治療や予防をして被せ物をなるべくしないようにする

虫歯は痛みがひどくなるまで放置したり、痛みが落ち着いてそのままにしておくと、歯を大きく削って被せものをしなくてはなりません。被せ物は長い年月使い続けると、自分の歯と被せ物の間に段差ができ、プラークリテンションファクター(歯垢・プラークを蓄積させる因子)となります。虫歯は痛みが出る前に定期検診で発見し、早期に治療を行うことで歯周病も予防することができます。
2歯ぎしりがある方はマウスピースを使って守る
歯ぎしりが直接歯周病の原因となることはありません。しかしながら、強い力が歯に加わることで歯の根元やその周囲の骨組織に負担をかけ、骨を特定部分のみ吸収させたりします。
3親知らずは早めに抜いておく
親知らずは生える場所が窮屈で、まともに全て萌出しない人が7割もいます。そのため、中途半端に頭を出した親知らずは歯ブラシが当てづらく、プラークが溜まって炎症を繰り返すようになります。このように何度も炎症を繰り返していくうちに歯周病が進行し、親知らずやその手前の歯が揺れてしまうことが考えられます。状態不良な親知らずは早めに抜歯を行うことをおすすめします。
4口呼吸はだ液の殺菌作用が働かないため、むし歯や歯周病になりやすい。
口呼吸をすることにより口の中が乾きやすくなり、プラークが溜まりやすくなります。まただ液による自浄作用がなくなることから口の中の細菌の活動性を高めるなど、悪影響があります。
5歯並びが悪いと歯周病は進行する
歯周病はお口の中の状態によってかかりやすさが変わります。お口の中の要因のひとつとして歯並びが関係しています。歯と歯が重なり合っている叢生(そうせい)は歯ブラシが届かない部分にプラークが停滞し、炎症を起こして歯を支えている骨を溶かします。矯正治療によって回復することも良い方法ではありますが、保険適応外の治療法となるため歯並びが悪い部分には歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシなどのアイテムを一緒に使って毎日のケアでプラークを落とすことが重要です。
6歯周病を予防するためには、ブラッシングでプラークを落とすテクニックが必要
歯医者で歯ブラシの当て方の話やアドバイスを聞いたことはありますか?歯周病の予防で特に意識して頂きたい部位は①歯と歯の間②歯と歯茎の間の2か所です。ほとんどの歯周病菌はこの2か所から歯茎の中へ侵入し、菌が増殖します。今のブラッシング方法に自信がないと感じる方はぜひ歯医者にて確認をしていただくことをおすすめします。同時に歯科衛生士はブラッシングの専門家ですので、磨き方やおすすめの歯ブラシなどを質問してください。
7歯周病治療の3本柱
歯周基本治療
歯周外科
メンテナンス
 
歯を失ってしまう二大原因は、むし歯と歯周病、このむし歯と歯周病さえ予防することができれば、ほとんどの人が生涯歯がなくて困るということがなくなります。
治療を繰り返せば、繰り返すほど、歯はさらに弱くなり、最終的には失ってしまうことになります。虫歯も歯周病も細菌による感染症であり、多因子性の疾患です。細菌のコントロール、除去をおこなうことで格段に予防できるのです。
新年を迎え、気持ち新たに歯医者での検診に行ってみてはどうでしょうか。

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