生活歯の被せ物治療


今回は「きれいな歯の色にしたい」という思いでご相談にいらっしゃった50代、Hさんの治療方法についてみていきましょう。
Hさんは上の前歯に重度の変色があり、目立って気になると悩まれていました。ではどのような治療方法があるのでしょうか。
 
【目次】
・きれいな色の歯にしたいです。
・最も気になる前歯はどうなりますか?
・歯を大きく削られるのは怖いのですが。
・削ってすぐに被せ物が入るのですか?
・セラミックの被せ物のケアは特殊なのでしょうか?
今後の口腔ケア、ブラッシングなどはどうしたらよいでしょうか?
・他はどうですか?
・まとめ
 
・きれいな色の歯にしたいです。
ホワイトニングをしたほうがよいと思います。ホワイトニングの薬剤で歯がしみないように、先に深い虫歯や歯の壊れているところを治してからがよいでしょう。
 

・最も気になる前歯はどうなりますか?
上の前歯4本は舌面の虫歯もあるので、歯全体に被せるセラミックが、後ろから変色しないので良いと思います。下の前歯の不適合の被せ物も同じ治療法が良いと思います。
 

・歯を大きく削られるのは怖いのですが。

いままでより歯を削る量を減らした治療法で行います。適切に麻酔を使用しますので大丈夫です。歯の方向を大きく変えることや深い虫歯がないので、歯の中の神経は残します。削ったあとの歯面を保護するコーティングも行い、あとからしみてこないようにします。


・削ってすぐに被せ物が入るのですか?
仮の被せ物を装着して、歯がしみてくることを防ぎます。また、新しい歯の形の参考にもなるので、確認していただいてから作ります。

・セラミックの被せ物のケアは特殊なのでしょうか?
セラミックは表層が硬く滑沢で汚れが付きにくく、メタルのように溶けたりアレルギーを起こしたりしません。周囲の歯肉とも相性がよいので、清潔で清掃はしやすいと思います。
 

・今後の口腔ケア、ブラッシングなどはどうしたらよいでしょうか?
ブラシの当て方が強すぎますので、歯肉や歯の弱い部分に損傷を与えず、適切な圧力で清掃できる音波式電動歯ブラシをメインにしたほうが良いと思います。
 
・他はどうですか?
くいしばりも強いので、歯が欠ける、亀裂が入る、治療した歯が壊れるなどのトラブルが起きやすいです。寝ている間のくいしばりは自分で制御できませんから、治療がおわったら、くいしばりを防ぐために夜間はマウスピース(スプリント)を入れて頂きたいと思います。昼間でもくいしばりを自覚するときは装着した方がよいですね。
 
・まとめ
今回は天然歯(神経の残っている歯)の色が気になるということで、ホワイトニングとセラミック治療を合わせた内容をご提案しました。
特に前歯の変色は重度であり、ホワイトニングのみでは希望の色に変えることが難しいことをお伝えしました。神経の残っている歯を削ることは誰でも『どのくらい削ってしまうのだろう』という不安があると思います。事前にその歯の虫歯がどの程度であるか、どのくらい削る必要があるのかをご説明させていただき、納得して頂いた上で治療を進めさせていただきます。
治療が終わった後は、きれいになった歯を長く保てるよう定期検診での確認やクリーニング、ご自宅でのお手入れとマウスピースの活用をおすすめします。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ
 

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

新しい総入れ歯を作ったら

 

70代のKさんは30年前から上下無歯顎で総入れ歯を使っています。以来、某歯科医院にて1年に一度は新しい入れ歯を制作していましたが、どれも違和感がつよいとのことでした。そのため、週に2.3回は調整が必要でどうにかならないかなとご相談にいらっしゃいました。ではどのように治療をすすめていくのか一緒にみていきましょう。
 
【目次】
・新しい入れ歯はどんなかんじですか?みせてください。
・わかりました。それから頬に触る感じがあるのですが大丈夫でしょうか?
・なるほど、以前使っていた入れ歯でもそういう経験がありました。
・それから新しい入れ歯って、少し話しにくいですよね。なぜでしょうか?
・それから噛みにくさはどうにもならないのでしょうか?やはり食事は軟らかい食事がよいのでしょうか?
・どのようにすればよいでしょうか?
・まとめ

 
・新しい入れ歯はどんなかんじですか?みせてください。
Kさんが頑張ってくださったおかげでよい入れ歯ができあがりました。しっかりと型採りしているのですが、硬い模型のうえで完成させています。口の中は模型と違ってやわらかく、歯茎にも薄いところや厚いところがありますので、痛みが出にくいようにこれから調整していきます。
《装着後》
痛みが出やすいところを事前に調整しますが、歯茎になじむとまた感じが変わるので、使って頂いてからの調整も必要です。なぜならば、たとえぴったりでも軟らかい歯茎の上で入れ歯は少し動くからです。この入れ歯はきちっとした型採りと噛み合わせでできているので、痛みが繰り返されることはありません。調整を進めるほど快適になります。
 
・わかりました。それから頬に触る感じがあるのですが大丈夫でしょうか?
Kさんは新しい入れ歯を入れていることを知っていますが、Kさんの頬は新しい入れ歯になったことにまだ気づいていません。口の中の機能は無意識で営まれているものも多いのです。食事の際、顎の動きってつねに意識しませんよね。
また、新しい入れ歯ですぐに以前と同じ感覚で食事を摂ろうとすると、小さい入れ歯だと頬が勘違いして寄ってきて誤って噛んでしまいやすいのです。

なるほど、以前使っていた入れ歯もそういう経験がありました。
最初は少しさびしいかもしれませんが、一口の量を少なくして軟らかいものをゆっくり食べるようにすると、強い違和感や痛みなく慣れさせることが出来ます。
 
・それから新しい入れ歯って、少し話しにくいですよね。なぜでしょうか?
総入れ歯は急に環境が変わりますから、ゆっくり慣れてきますが、気になるようであればたくさん話すことが大切です。自分の声を自分の耳にしっかり聞かせることが良い練習になります。音読などもおすすめです。
 
・それから噛みにくさはどうにもならないのでしょうか?やはり食事は軟らかい食事がよいのでしょうか?
Kさんは入れ歯での食べ方をご存知ですか?ご自身の歯の時は、実は前歯と奥歯はかんだ感覚に差がついていて、無意識に使い分けているのです。しかし、入れ歯はひとつのかたまりになっているので、噛んだ感覚は一緒になってしまうのです。
 
・どのようにすればよいのでしょうか?
前歯では物を挟む、唇の角のあたりで厚みのあるものは砕いて奥歯で磨り潰すという使い分けを心がけてください。
意外と奥歯でかみ砕こうとしたり、前歯で磨り潰そうとしてしまっていることが多いです。それだと噛みにくいのです。

 
・まとめ
総入れ歯の痛みや違和感にも理由があるということをKさんはご理解されました。また、うまく話すことや食べることにもコツがあることを知って前向きに入れ歯を使ってみようという気持ちになっておりました。今後は痛みが生じたときは定期的に調整をさせていただき、調子が良い時は定期検診で入れ歯のチェックと裏打ちをして長く快適に使えるようにしていきましょう!とお話をしました。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

歯周治療後の歯磨きと定期検診

 
今回は6年ぶりに歯医者に来院されて、歯周病が悪化していた方のお話をご紹介します。
環境やライフスタイルの変化におうじてセルフケアがおろそかになってしまったり、定期検診に行くタイミングを失ってしまうと虫歯や歯周病が知らないうちに悪化していきます。ではどのように治療していけばよいのでしょうか?詳しくみていきましょう。

 
【目次】
・6年くらい前は娘の出産後もいろいろあって忙しかったです。6年ぶりに検査したのですがだいぶ悪くなっていますか?
・そうすると、骨が溶けている歯ばかりになってしまいますか?
・今後私は定期検診で歯の汚れを取ってもらえば大丈夫ですか?
・まとめ 

・6年くらい前は娘の出産後もいろいろあって忙しかったです。6年ぶりに検査したのですがだいぶ悪くなっていますか?
 

6年前に歯周病の検査をしたときもお話しましたけれど、当時の段階でもけっこう進行していました。そして今回はさらに悪化しています。
歯周病は年に平均で骨が0.1㎜ずつ溶けていく病気です。でもその数字はあくまで平均値ですから人によってはもっと進行の早い方もいらっしゃいます。前に来院したときから6年でこれだけ骨が減りましたから、今後もこのままにしておくとどんどん骨が溶けていくと思います。

 
・そうすると、骨が溶けている歯ばかりになってしまいますか?
おっしゃるとおりです。しかし、今しっかり悪いところを治して定期検診に通えばこれ以上歯周病が進むのを止められるはずです。だから頑張っていきましょう。
 

・今後私は定期検診で歯の汚れを取ってもらえば大丈夫ですか?
もちろん定期検診のときは歯周病が再発しないようにクリーニングします。加えて歯の根元がむき出しで虫歯になりやすいところにはフッ化物も塗って虫歯の予防処置もおこないます。しかし歯周病が再発したり、進行させないために最も大切なのは毎日の歯みがきです。定期検診では必ず歯みがきのチェックをします。それと、ご自身で口の中を掃除することの大切さを思い出してもらえるよう日々の生活習慣やセルフケアについてアドバイスをさせていただきます。
 ・歯医者でみられると思うと、ちゃんと歯みがきしていこうと思います。
 誰だって忙しかったりしてちゃんとセルフケアできないときはあるものです。だからこそ、定期検診に通うことが重要なのです。
 

・まとめ
今回の女性の方は、その後治療を終えて定期検診に通われています。一度歯周病がかなり進行していたところはまだポケットや炎症が残りますが、定期検診にて確認し早期に対処することで歯を抜かずに保つことが出来ています。これからは歯周病は管理を怠ると再発する疾患であるということを知っていただくこと、定期検診の大切さを知って歯を守って頂くことを伝えていきたいと思います。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

歯周病に伴う歯列不正と矯正治療の必要性

今回は歯周病で全体的に歯がグラグラしてきたIさんの今後の治療方法についてみていきたいと思います。
Iさんは現在かたいものが食べづらく、あまり噛めないという悩みがあります。将来は今より何でも噛めるようになりたいという思いを聞いて治療計画をたてました。皆さんも一緒にご覧ください。

【目次】
・私の今後の治療計画について教えてください。
・そうすれば、何でも噛めますか?
・入れ歯はあまり入れたくありません。その他の方法はありますか?
・すると、インプラント以外に矯正治療も必要ということですか?
・まとめ
 
・私の今後の治療計画について教えてください。
まず、レントゲンの説明から始めます。このように全体的に歯を支えている骨が、歯周病によって破壊されて少なくなっている状態です。また、右下や左上には虫歯によって歯が欠けている、根だけになっている状態がみられます。
次に歯周病の結果ですが、やはり歯周ポケットの深い部分が多くみられるのと同時に、出血や揺れている歯も多数あるのが現状です。まずはこの虫歯や歯周病の処置を行う必要があります。

 
・そうすれば、何でも噛めますか?
残念ながら、抜かなければならない歯もありますし、これだけでは十分に健康的な生活を営めるようになるとは言い難いのが本音です。
現在のかみ合わせの状態ですが、奥歯の支えが少ないために上下の前歯が前倒れしてしまい、さらに上の前歯を突き上げてしまっている状態です。ご希望のように何でも噛めるようにするためには、しっかりとした奥歯の支えをつくる必要があります。

・入れ歯はあまり入れたくありません。その他の方法はありますか?
入れ歯以外の選択肢以外には、インプラントといって人工的な歯根を植える方法もあります。
自分の歯と同じくらい硬いものや弾力のあるものも噛めて違和感もかなり少ないです。ただし、
インプラントは入れ歯と違って健康保険が適応でない治療ですので比較的高額になります。
機能性や費用を踏まえて、ゆっくり検討してみてください。

 
もうひとつお伝えしたいことは前歯の部分を見てください。上下ともに隙間があり、前に出ている状態です。この原因は奥歯の支えが少ないためと申し上げましたが、奥歯をしっかりさせたとしても、前歯の状態がこのような感じだと、咀嚼や定期検診に不安が残ることも事実です。
先々の定期検診まで考えた場合は、矯正治療を併用して歯並びを整えることも一つの選択肢です。

・すると、インプラント以外に矯正治療も必要ということですか?
少し意味合いが異なります。虫歯や歯周病の治療はお口の環境を健康にするために行います。奥歯へのインプラントは噛み合わせを改善するために行います。矯正治療はその後の環境を整えるために行うもので必須ではありません。
これらの方法はどれも目的が違いますが、Iさんが最終的にどのような状態になりたいかを決めていただきそのゴールに向かって治療内容を決めていきたいと思います。
ぜひ今回の検査結果をもとに検討してみてください。
いずれにしてもかなりの長期にわたるお付き合いになると思います。何か疑問や不安に思われることがありましたら、どうぞ遠慮なくお尋ねください。

 
・まとめ
Iさんはその後、インプラント処置および矯正治療の併用を選択されました。
治療期間は長期に渡りましたが、機能的にも審美的にも改善がなされ、以前よりよく噛んで食事ができるようになったと喜ばれていました。「なんでも噛めるようになりたい」というご希望も達成でき、QOLを向上することができました。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

歯周治療後のしみるトラブル

今回は多くの方が経験したことのある『知覚過敏』のお悩みについてお答えします。
知覚過敏はどのように治療していくのか、詳しくみていきましょう!

 
【目次】
・前回の治療から左右の奥歯がしみるようになってきたのですが虫歯になっていないですか?
・しみるのはよくなりますか?
・前回2回塗ってもらいましたが、まだしみていていぜんとあまりかわりません。大丈夫でしょうか?
・先生、あまり変わりません。こんなにしみるのが続くとこれから先どうなるのでしょうか?
・まとめ
 
・前回の治療から左右の奥歯がしみるようになってきたのですが虫歯になっていないですか?
虫歯はないので、知覚過敏でしょうか。歯肉が引き締まって下がり、根が出てきたところですかね。歯石を取ったあとに起きやすい症状のひとつです。
 
・しみるのはよくなりますか?
よくなります。たいがいは一時的なものです。知覚過敏は、歯の根の表面に小さな穴が開いた状態で、温度差により間接的に歯の神経が刺激されて起こるといわれています。この小さな穴が塞がると治ってきます。何もせずに治ることもよくあります。酸性の食べ物や飲み物を多く食べていると治りにくいといわれています。
今回は処置としてしみ止めを歯の根に塗ります。そして様子をみてください。1回で良くなることもあるし、数回かかることもあります。

 
・前回2回塗ってもらいましたが、まだしみていていぜんとあまりかわりません。大丈夫でしょうか?
そうですか、あまり変わらないのですね。では今回は根の表面に塗る薬を変えてみましょう。前回はイオンにより根の表面の小さな穴を塞ぎやすくするものでしたが、今回は樹脂のコーティングにより塞ぐものです。
 
《数日後》
・先生、あまり変わりません。こんなにしみるのが続くとこれから先どうなるのでしょうか?
あまり変わりがなく、心配ですよね。食事にも影響があるほどのつらい症状でしたら痛みをとるために歯の神経を取ることも考えなければなりません。ただ、根の表面に歯垢がついていると穴は塞がりにくいですし、噛みあう力が強すぎても知覚過敏は長引きます。歯垢は引き続きプラークコントロールを頑張っていただき、かみ合わせを調整してみましょう。
《数日経過》
しみる症状はなくなりました!

 
・まとめ
知覚過敏の症状は時に虫歯ではないかと思うくらいズキっと痛みを感じることがあります。
まずは本当に虫歯がないかを確認しましょう。そして明らかな虫歯もなく、知覚過敏症状がある場合はしみる症状の程度に応じてステップを踏んで処置を行います。今回の患者さんのように最初はなかなか症状が改善せず、心配になることがあると思います。しかし、いきなり歯を削って詰め物をすると虫歯になるリスクが高まります。また、歯の神経を取る処置を早期に行うと、本当は神経を取らなくてもよかった歯の寿命を短くしてしまうデメリットがあります。まずは軽度の処置や、日常生活でのブラッシング圧やかみしめの癖を確認することから始めるのがおすすめです。日常生活に支障をきたすほどの症状は処置が必要となる可能性が高いので我慢せずご来院ください。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

重度の歯周病になったら


Dさんは数年前より某歯科医院にて歯周治療を受けていましたが改善せず、歯並びが悪化していくのが気になっていました。また、数か月前より奥歯に痛みが生じてきたため、ご相談に来院されました。
 
【目次】
・私のお口の中の状態はどうですか?
・タバコも影響するのですね?
・ではどのような治療をしますか?
・定期検診にはどのぐらいの間隔で来ればよいでしょうか?
・まとめ
 
・私のお口の中の状態はどうですか?
お口の中の状況は、残っている歯のほとんどが6mm以上のポケットがある重度の歯周病です。
口腔内の因子として一番の原因は歯垢です。それに付随して歯石、虫歯、適合の悪い被せ物や詰め物、歯並びなどがあげられます。さらに習慣性になっていると思われる歯ぎしりが考えられます。その他に全身的な因子はないようですが、喫煙が問題です。

 
・タバコも影響するのですね?
はい、喫煙は歯周病に大きく影響します。喫煙者は非喫煙者と比べて出血などの症状も出にくいですし、歯周病の罹患リスクは2~8倍ともいわれています。治療をおこなっても非喫煙者に比べ治癒が悪く、喫煙者は歯周外科治療の適応症から外れてしまいます。ご自分の歯を少しでも多く残したい気持ちがあれば、禁煙をお願いします。口腔内にはもちろん、カラダにとっても良いことですし、タバコ代を今回の治療に当てていただければと思います。
 
・ではどのような治療になりますか?
まずは歯周病を治していきましょう。歯周病の治療のなかでもはじめに行うのが歯周基本治療です。歯周基本治療とは、建築で家を建てるときの基礎工事です。家の柱となる歯がぐらついたり、出血があるので、それを健康な状態に戻すことが大切です。
そして歯肉の炎症つまり出血が減少してきたら、虫歯治療、不適合な被せ物や詰め物の改善、かみ合わせの調整、ぐらついている歯の固定、抜歯などの治療を行います。その治療がひと段落したら、歯周病の再評価をします。Dさんには、ホームケアとしてプラークコントロールにご協力をお願いします。
歯周基本治療後の再評価で、4mm以上のポケットが残存して、さらに出血などの炎症がある場合は歯周外科治療が適応されます。何ヵ所か、歯周組織再生療法の適応となる部位がありますので、その時点でまた説明したいと思います。それには禁煙と、プラークコントロールレコードを10%代にすることが重要です。

 
・メンテナンスにはどのくらいの間隔で来ればよいでしょうか?
基本的に3~4ヶ月での検診が理想的です。理由として、残存したポケットの歯周病細菌のリバウンドがその期間で起こるからです。また、口腔内は体調の変化によってもさまざまな症状を発現します。Dさんは、歯ぎしりもありますし、重度の歯周病ということもあります。よって、これ以上の間隔をあけるのはリスクを伴います。歯周病は全身疾患とも関係があります。口腔内が健康になることは、全身の健康につながります。
 
・まとめ
歯周病と喫煙は関連しています。喫煙によって血流が悪くなり栄養が滞ってしまうだけでなく、炎症が出づらい状態をつくってしまいます。歯周病治療をきっかけに禁煙を始めるのも良い方法だと思います。また、もうひとつのプラークコントロールに関しても自分ひとりではブラッシングや歯と歯の間のケアが続けられないという人も定期的に歯医者で検診を受けることで習慣を取り戻せたり普段汚れが残りやすいリスク部位をクリーニングすることができます。重度の歯周病治療は期間が長期間ではありますが、治療を進めていくうえでご自身がいちばん気になるお悩みを解決できるように私たちも計画を立てますのでぜひDさんのようにお悩みの方はご相談にお越しくださいませ。

【おすすめの関連記事】

・インプラント治療費用のご案内

・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー

・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方

・院長紹介

・当院のインプラント治療の特徴

・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

抜歯をしてからインプラントが入るまでの流れ

 
今回は歯根が折れてしまい、抜歯が必要と診断があったSさんの治療方針についてみていきます。皆さんも歯の根が折れて抜歯になった経験はありますか?歯は一度折れてしまうと、残念ながら抜歯になってしまうケースがほとんどなのです。
では、どのように治療を進めていくのか、詳しくみていきましょう。

 
【目次】
・今後インプラントにしたいと思っていますが、その手術は誰でもできるのでしょうか?
・私は全身的には問題ないと思いますが、インプラントができますか?
・インプラントの手術はたいへんな手術ですか?すごく腫れますか?
・歯がないまま我慢するのは、どのくらいの期間になりますか?
・まとめ
 
 
・今後インプラントにしたいと思っていますが、その手術は誰でもできるのでしょうか?
患者さんの全身的な状態によって手術ができるかどうか、まずはそれが問題になってきます。心疾患や高血圧、糖尿病などの患者さんでは内科などの主治医の先生と相談することが必要です。手術を避けた方が良い状態や、静脈内鎮静法を併用して行う場合があります。
 
・私は全身的には問題ないと思いますが、インプラントができますか?
Sさん、全身状態は問題ないですね。次に考えなくてはならないのは局所的な状態です。歯を抜いた後の顎骨の幅や形、太い神経との位置関係、残存歯の歯周病の状態や粘膜の状態、かみ合わせや顎関節の状態などを評価しなくてはなりません。そのためにお口の中の検査をおこないましたが、インプラント治療が問題なく行える状態だと思われます。顎骨の状態は、抜歯後にCT検査を行って詳しく調べる必要があります。
 
・インプラントの手術はたいへんな手術ですか?すごく腫れますか?
一次手術は、局所麻酔でインプラントを埋入する手術です。骨を削るという侵襲に対して炎症反応を起こしますので、ある程度の腫れと痛みを伴います。傷口を十分圧迫して内出血を抑えることで腫れを極力少なくすることができます。GBRなどの骨造成法を伴う場合は腫れもその分、余計になります。
また、二次手術は粘膜だけの切開と縫合なので炎症反応も少なく、痛みと腫れは一次手術に比べて少なくなります。付加的処置があれば、その分、痛みと腫れはやや増えることになります。いずれも抗菌薬と鎮痛薬の服用で、翌日の仕事はお休みしなくても済むことが多いと思われます。

 
・歯がないまま我慢するのは、どのくらいの期間になりますか?
炎症が少なく、骨の条件が良い場合は歯を抜いて早期にインプラントを埋入し、埋入と同時に仮歯を入れられるケースもあります。あるいは、歯がすでにない部位で骨の条件が良い場合は抜歯する必要がなく、インプラントと同時に仮歯を入れられるケースもあります。今回Sさんは歯根破折に伴う骨吸収に対して骨造成法を併用する可能性があるため、歯肉が治るのに抜歯後2ヶ月~3ヶ月程度みてから、インプラントの埋め込みの手術を行い、3ヶ月程度の骨の治癒期間を待って二次手術を行います。その後、型を取って仮歯を入れますから、仮歯でかめるようになるまで早くて6ヶ月~7ヶ月くらいかかりそうです。
 
・まとめ
Sさんはインプラント治療を選択され、抜歯9ヶ月で仮歯を仮着し、その後最終補綴物を装着しました。抜歯をしてからインプラントが入るまでの期間はその方の歯や骨の状態に応じて決まります。私たちは抜歯をする前の歯の状態、抜歯後の骨の治癒経過、インプラント体を埋入したときの骨の状態などをそれぞれの経過の状態を見てあとどのくらい期間がかかるのかということを必ずお伝えしています。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

若年者の歯周病

今回は若年者の歯周病について詳しくご説明させていただきます。
歯周病は加齢にともなって進行していくイメージが強いと思いますが、実は若年者も歯周病になります。今回は18歳の方で若年性の歯周病になってしまったケースの実際の治療の流れについてご紹介致します。

 
【目次】
・前医から歯周炎と言われましたが、どのような状況でしょうか?
・口の中に特殊な細菌がいるからですか?それはいつ、どうやって調べるのですか?
・治療はどのようになるのでしょうか?
・歯茎の組織は再生するのですか?
・まとめ
 
・前医から歯周炎と言われましたが、どのような状況でしょうか?
歯周炎は、2つのタイプがあります。35歳以降で発症し進行の緩やかな慢性歯周炎と、10~30代に発症し進行の早い侵襲性歯周炎です。Aさんの場合は後者のタイプの歯周炎です。
そのタイプの歯周炎は、歯周病の原因のプラーク量が少なく、さらに特殊な細菌が存在し家族性があります。Aさんも当てはまりますよね。
これを侵襲性歯周炎と言います。侵襲性歯周炎は専門医でないと診断が難しいのです。また、歯周病の進行が早いので歯茎が腫れをくり返すことによりどんどん骨が溶けてしまいます。Aさんのレントゲン写真を見ても歯を支えている骨がかなり溶けてしまっています。よって歯茎も痩せて歯が長くみえます。

 
・口の中に特殊な細菌がいるからですか?それはいつ、どうやって調べるのですか?
A.a菌といった細菌の比率が他の歯周病菌と比べても高いことが言われています。細菌はAさんの唾液や歯周ポケットからサンプルをとって業者に調べてもらいます。検査を行う時期ですが、歯みがき指導などの歯周病の基本治療を行って、改善がみられない場合その時点で検査を行います。
 
・治療はどのようになるのでしょうか?
Aさんの場合は、まず歯ブラシ指導や歯石除去、かみ合わせの調整、虫歯治療などを行います。その後は、歯周外科治療を行います。外科治療によって進行を止め、さらに歯周組織を再生する治療も計画しています。適切に処置を行えば、必ずいまよりも良い状態になります。
 
・歯茎の組織は再生するのですか?
再生治療といっても元の状態にはなりませんが、歯周病で破壊された中の組織の一部が再生されます。病気で感染した組織を除去するだけの治療と比べ、歯の周囲が再生することにより歯がしっかりします。しかし、Aさんの現在の状態から歯肉退縮、歯根面の露出と治療による知覚過敏は避けることができません。とくに歯と歯の間の歯ぐきは痩せてしまいます。
歯周外科処置後、審美的な問題は歯周病が安定してから相談させてください。今は歯周病を治すために一緒に頑張りましょう。また、大切なことをお伝えします。歯周病という病気は再発リスクが必ずありますので、定期的に検診を受けてください。
 

 
・まとめ
Aさんは歯周病治療に取り組み、症状が改善されました。上の前歯は補綴(被せもの)を行い、審美面も回復することができました。しかし、下顎前歯部の歯肉退縮を回避することはできませんでした。今後は定期検診で知覚過敏症状が現れていないか、歯周病の再発はないかを観察しながら歯を守っていきたいと思います。
歯茎の腫れをくり返している、なかなか腫れや炎症・出血が引かないという方は一度お口の中の検査を行うことをおすすめします。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

歯のぐらつきとその対応

 
今回は歯がグラグラしてきた、昔より前歯が出っ歯になった、隙間ができてきたと変化を感じている方へのご質問に答えていきたいと思います。どうぞご覧ください。
 
【目次】
・歯が全体的にグラグラしてきて上の前歯の間がどんどん広がってきています。どうしてですか?
・自分では歯ぎしりをしている自覚はないですが、こういうことって起こるのですか?
・もしかすると日中よくかみしめていることがありますが関係ありますか?
・噛みしめやくいしばりも歯周病に関係があるのですね。ではどのような治療をしますか?
・日頃気をつけることはありますか?
・最終的に歯のぐらつきはどうなりますか?
・まとめ
 

・歯が全体的にグラグラしてきて上の前歯の間がどんどん広がってきています。どうしてですか?
歯がぐらついているのは、全体的に歯周病が進行していて、歯を支える骨が溶けてしまっているからです。また、歯周病に加え、歯ぎしりなどの習慣が関係しています。
 
・自分では歯ぎしりをしている自覚はないですが、こういうことって起こるのですか?
歯ぎしりにはいくつかの種類があります。ギリギリという音が出るものだけでなく、くいしばりも歯ぎしりのひとつで多くの方がこのタイプです。
 
・もしかすると日中よくかみしめていることがありますが関係ありますか?
その習慣が歯周病を憎悪していますね。日中にかみしめのある方の大半が夜間もかみしめをしています。

・噛みしめやくいしばりも歯周病に関係があるのですね。ではどのような治療をしますか?
まずは歯周病の治療として、歯茎の炎症を改善する処置を行います。具体的にはプラークコントロール、歯石除去を行い、炎症が落ち着いてからかみ合わせを調整していきます。それは炎症によって歯がぐらついているのか、かみ合わせなどの外傷によって歯がぐらついているのかを見極める必要があるからです。そして虫歯治療、歯垢が溜まりやすい不適合な被せ物や詰め物を改善していきます。そこで歯のぐらつきと歯周ポケットが改善できない歯は最悪、抜歯になることもあります。
 
・日ごろ気をつけることはありますか?
もっとも大切なのがプラークコントロールなので、歯みがきをしっかり行ってください。まずはO‘Learyのプラークコントロールレコードで20%以下を目標に頑張りましょう。
*O‘Learyのプラークコントロールレコード:O‘Learyという人が発明した口腔内の清掃状況を評価する指数です。お口全体にプラーク(歯垢)が残っている場合をプラークコントロールレコード100%と示し、数字が低くなるにつれお口の中のプラークが少なく、良好であることを表します。
そして日中はなるべく噛みしめないように意識してください。
家事をしているときや、椅子から離れるときなどのタイミングで確認するようにしてください。夜間はナイトガードの装着をお願いします。
 

・最終的に歯のぐらつきはどうなりますか?
歯のぐらつきはすべてが健康な状態に戻ることが理想ですが、実際はそうはいきません。炎症の除去と噛み合わせの調整を行っても改善できないぐらついた歯は、ぐらつきのない歯と連結します。連結することによって噛む力を分散することができるからです。連結した場合は歯みがきが複雑になるので皆さんのご協力が必要です。また、噛みしめの習癖がなくなるわけではないので、ナイトガードは継続して使用してください。そしてなにより、定期的な検診が大切です。
 
・まとめ
歯のぐらつきの原因は歯周病だけではなく、日常のかみしめや夜間のくいしばりが加わることで進行していくことが多いです。自分の歯の揺れやぐらつきは何が原因で発症し、進行しているのかをひとつずつ確認し治療を進めていきましょう。また、歯のぐらつきは自然に治癒することはほとんどありませんので、治療が終わった後も定期検診に通って自分の歯が長く残せるようにすることがおすすめです。
 
【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ
 

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

入れ歯装着後の注意すること


入れ歯をはじめて使う場合にはいくつかの注意事項があります。
今回の内容は知っておくと入れ歯が長持ちし、大切に使うことが出来ます。
ぜひ入れ歯を使っているご家族やお友達がいらっしゃったらお話してみてください。
 

【目次】
・入れ歯を使う上での注意事項を教えてください。
・入れ歯はなぜ毎食後外して洗わないといけないのですか?
・入れ歯を清掃するときは、歯磨剤を使用して綺麗にした方がよいですか?
・入れ歯はどのくらいで慣れてきますか?
・まとめ
 
・入れ歯を使う上での注意事項を教えてください。
食事では、最初は軟らかいものから食べるようにして、少しずつ慣れてきてから硬いものを食べるようにしてください。最初は、頬や舌を噛みやすかったりします。注意しながら食べているとそのうち慣れて噛まないようになると思います。それでも頬や舌を噛むようであれば調整で対応できることもありますので次回以降におっしゃってください。
寝るときは入れ歯を外すようにしてください。就寝時に入れ歯洗浄剤に浸けておくと、薬剤の効果によって微生物の除去や殺菌効果が期待できます。
食事が終わったあとは毎食後必ず外して清掃するようにしてください。
最初のうちはしゃべりづらかったり、違和感があったりすると思いますが少しずつ慣れていくと思います。

 
・入れ歯はなぜ毎食後外して洗わないといけないのですか?
入れ歯は食事をしたあとそのままにしておくと、粘膜にとって不衛生だからです。虫歯や歯周病、口内炎などの原因ともなりますので、入れ歯もきれいにしてご自身の歯も歯ブラシで清掃してから入れ歯を入れるようにしてください。
 
・入れ歯を清掃するときは、歯磨剤を使用して綺麗にした方がよいですか?
歯磨剤には研磨剤が入っているため、入れ歯の表面が傷ついてしまい、細菌が付着しやすくなります。歯磨剤は使わずに入れ歯専用のブラシなどで清掃するようにしてください。洗面や専用の容器に水を張って清掃すれば、万が一落としたときも壊れなくて済むとおもいます。
また、超音波洗浄が可能であれば、より効果は期待できます。

 
・入れ歯はどのくらいで慣れてきますか?
人によって適応能力に差はありますが、3週間くらいといわれています。また、今は痛みがないと思いますが、使い始めると沈み込んできて痛みが出てくることがあります。我慢できないときは、無理せず外すようにしてください。そしてこちらへ来る1日前から再びつけ始めていただき、どこが痛かったかを教えてください。
 
・まとめ
入れ歯も道具なので、上手につかいこなす必要があります。とくに新しい道具は最初使いづらいと思いますが、すこしずつ慣れていくことで今まで以上に機能を発揮することが出来ると思います。調整して改善できるところもありますので、まずは頑張って使っていきましょう。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

歯ぎしりとその対応

日々の診療でお口の中の検査をさせていただくと、おそらく歯ぎしりをしていらっしゃるような方がみられます。歯ぎしりには、ギリギリと歯をこすり合わせるものの他に、ギューっと噛みしめるもの、カチカチと噛み合わせるものの3つがあります。自覚症状のある人、ご家族や友人に指摘されたことがある人はぜひ読んでみてください。

【目次】
・どうして歯ぎしりの疑いがあるとわかるのですか?
・具体的にどうすればよくなりますか?
・夜間はどうしたら良いでしょうか?
・まとめ
 
 
・どうして歯ぎしりの疑いがあるとわかるのですか?
お口の中に、くいしばりをしている証拠がいくつかあります。ギューっとくいしばることで筋肉は収縮するのですが、それに対して粘膜が余ってしまうため、頬の内側に線状の陵が現れるのです。また、舌の外側に、下の歯型がついているのも特徴です。さらにくいしばりに伴い、下顎の内側に応力が集中し、そこに骨をつくる細胞が集まってきてこのように骨を作ります。
 
1日24時間のうち、上下の歯と歯が触れる時間は約14~15分が正常といわれています。日中でも上下の歯と歯が触れるだけで、歯の周りにある神経を介した反射により、筋肉に刺激が加わり絶えず緊張した状態になります。それ自体が筋肉に悪影響を与えるとともに、夜間のくいしばりを助長する可能性があるのです。ですから、日中上下の歯が触れ合うことも避ける必要があります。
 

・具体的にどうすればよくなりますか?
日中くいしばっている、あるいは歯が触れていると感じたら、すぐにリセットする必要があります。肩をグーっと上にあげてストンと落として力を抜いてみたり、お口をぱくぱくしたりしてリラックスする時間をつくってみてください。
顎に痛みを生じている場合は、痛みの原因が筋肉の炎症の場合があります。その時はストレッチによって緩和可能です。指3本を縦にしてお口に入れていくと、口が大きく開いて顎の筋肉が引き延ばされますね。それを1時間ごとに10秒間行ってください。

 
・夜間はどうしたら良いでしょうか?
歯の周りには2種類の神経があり、弱い刺激に対しては筋肉を収縮させる反射を、強い刺激に対しては筋肉の活動を緩めて体を守ろうとする反射を起こします。神経の活動は、夜間に弱くなります。昔よく、就寝中に気づかずストーブでやけどを負ってしまう事故を耳にしましたが、神経反射が弱くなることが原因なのです。日中60~70㎏のところ、夜間では200㎏以上の力がかかるとも報告されています。それは歯や周りの組織、顎関節などを破壊するリスクがあります。
マウスピースを入れることによって、関節が後方へ押し込まれることが防げます。また、過大な力による組織破壊を防ぐ役割もあります。歯ぎしりはレム睡眠のときに行います。質の高い睡眠をとるため、日中運動をしたり、お風呂に浸かって少ししてからお休みいただくのもよいでしょう。お布団のうえで『くいしばらない』と20回くり返してからお休みになる、自己暗示療法も有効な場合がありますので、試してみてください。

 
・まとめ
歯ぎしりは、まずご自身で自覚していただくことがスタートです。自分で気づいたときは、積極的に『歯を離す』ことを意識していきましょう。夜間は自分で気づくことが出来ない分、マウスピースの力をかりて歯や顎に負担がかからないように守っていきましょう。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

長期間続く歯の神経を抜いた後の痛み

 
みなさんは歯の神経を取った経験はありますか?今回は歯の神経を取ったことがある方からよくご質問をいただく『神経を取った歯はなぜ長い間痛みが残りやすいのか?』という内容に詳しくお答えしていきたいとおもいます。
 
【目次】
・神経を取ってもらった歯が食事をするときに痛くて噛めません。なぜですか?
・この歯の神経を取ってからもう2ヶ月経つのですが、まだ痛んでいます。
おかしいですよね?

・では、この痛みはずっと残るものでしょうか?
・そうするとこれから半年以上も、毎週通院しなくてはいけないのですか?
・もし、それでもよくならない場合はどうなるのですか?
・まとめ
 
・神経を取ってもらった歯が食事をするときに痛くて噛めません。なぜですか?
歯の神経を取ったときに神経を切ったところが傷になるので、噛むとその傷口が刺激されて痛みが出ることがあります。けがをしたときと同じように傷が癒えるにしたがってほとんどの場合は1週間ほどで症状が緩和してきます。
 

・この歯の神経を取ってからもう2ヶ月経つのですが、まだ痛んでいます。おかしいですよね?
それだけ期間が長いと、神経を取ったときの傷が痛むのではなく、歯の根の周りに炎症がおきているのかもしれません。神経が痛んだ時の炎症が強かったり、根の中の管が複雑な構造をしていると、炎症が歯の根の周りにまで広がってしまい、痛みが続くことがあります。
 
・では、この痛みはずっと残るものでしょうか?
炎症の度合いにもよりますが、長いと半年~1年くらい続くかたもいらっしゃいます。
 
・そうするとこれから半年以上も、毎週通院しなくてはいけないのですか?
炎症が収まるには安静にする期間も必要なのでまずは2週間に1回くらい通院して頂いて様子をみます。それから根の先の炎症がとれ、症状が緩和してきたら1か月に1回くらいの通院にしましょう。治療の間隔が長くなりますので、根の治療をするときにはか咬み合わせのコントロールが必要となります。さらにお口の中の菌が根の中に入らないようにするため、仮歯を入れて治療していきます。
 
・もし、それでもよくならない場合はどうなるのですか?
最悪、抜歯ということもあるかもしれません。また、それ以上の期間痛みがつづくようであれば根の周りの炎症が原因でないことも考えられます。このように炎症が長引いている方は一度かかりつけの歯科医院を受診してご相談してください。
 
・まとめ
神経を抜いた歯は食事で噛んだとき、ふと歯と歯が接触したときに痛みを生じることが多いです。そのため、神経を抜いた日から1・2週間程は治療をした歯の反対側でお食事を摂って頂くことをおすすめします。また、普通に噛んだ状態でかみ合わせる歯が強く接触する場合は噛み合わせの調整を行います。
数ヶ月以上痛みが続く場合は一度CTにて精査を行い、原因をお調べします。CTの結果に応じて保存可能な歯は仮歯を作製し痛みが改善するかを長期的に経過観察します。その後最終的な被せものを作製していきます。痛みが取れない場合は我慢して使い続けず、ご相談ください。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

入れ歯はどのくらいもつのか

 今回は歯を抜いた後入れ歯を作った場合にどのくらいもつのか、もたせるためにはどのようなことに気をつけるとよいか、などのご質問にお答えします。すでに入れ歯を使っている方、これから作ろうとお考えの方は是非読んでみてください。

【目次】
・新しい入れ歯はどのくらいの期間使えますか?
・バネが壊れないようにするにはどうしたらよいですか?
・自分で入れ歯が合わなくなったことに気づくでしょうか?
・もし、虫歯や歯周病で歯を失ったら今の入れ歯は使えなくなりますか?
・痛みがなく、入れ歯に問題がなければ、歯科医院に通わなくても大丈夫ですか?
 ・まとめ

・新しい入れ歯はどのくらいの期間使えますか?
過去の調査では、5年で6割近くの入れ歯が使わなくなったとわかっています。しかし、入れ歯が壊れたり、入れ歯のバネがかかっている歯が虫歯になって入れ歯が入らなくなる状況にならなければ、基本的には長い期間、使用可能です。とくに入れ歯のバネがかかる歯は、バネがかかっていない歯よりも汚れが残りやすく、虫歯や歯周病にかかりやすいです。そのため、清掃は他の歯よりもさらなる注意が必要です。
 
・バネが壊れないようにするにはどうしたらよいですか?
合わなくなった状態の入れ歯を使い続けるとバネが壊れたりすることもあるので、歯科医院で定期的に入れ歯の適合状態を確認させていただいたほうがよいと思います。あとは、自分でバネを調整しようとしたり、入れ歯の内面を削ったりすると余計に壊れたり合わなくなったりするので絶対にやらないでください。
 
・自分で入れ歯が合わなくなったことに気づくでしょうか?
ご自身では気づきにくいです。長く入れ歯を使っていると粘膜の部分が少しずつやせていくので、入れ歯と粘膜の間に食べ物が入りやすくなったり、入れ歯が動きやすくなることで残っている歯が揺すられたりしてきます。また、入れ歯にヒビが入ったままで使用を続けても、入れ歯は動きやすくなります。入れ歯が動かないように裏打ちをして、入れ歯と粘膜をぴったり合わせたり、ヒビを修理したりすることで対応が可能な場合もあります。
また、長期間経つと、かみ合わせも変わってくるので定期的にかみ合わせの確認と調整が必要です。
 

・もし、虫歯や歯周病で歯を失ったら今の入れ歯は使えなくなりますか?
必ず使えなくなるわけではありません。歯を失ったとしても、入れ歯に歯を足す修理をして、いまの入れ歯をそのまま使用することが可能な場合もありますので、心配いりません。ですが、なるべくご自身の歯が失われないようにしていきましょう。
 
・痛みがなく、入れ歯に問題がなければ、歯科医院に通わなくても大丈夫ですか?
調子がよくても定期的にチェックを受けてください。入れ歯の状態が悪くならないために、入れ歯と粘膜との適合状態やかみ合わせ、入れ歯のバネ、虫歯の有無を確認します。また、チェックの時にお口のなか全体をクリーニングしていくことが、歯周病の進行を防ぐことにつながりますので、定期的に確認していくことで、現状維持できるようにしていきましょう。
 

・まとめ
入れ歯は新しく作ると痛みが出ることがあります。その時は我慢しないで早めに調整をしましょう。装着できないくらい痛みが強いかたはしばらく使用を控え、歯科医院に来る1日前から装着してどこに痛みが生じているかをお伝えください。
入れ歯は慣れると長い間そのままにされている方も多いと思いますが、最低でも半年に1回は歯科医院での定期検診を兼ねて入れ歯のチェックを行うことをおすすめします。

 
【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

上顎洞底を挙上する処置サイナスリフト


今回は上の奥歯が欠損している場合でインプラント治療を考えている方へ、よくあるご質問に詳しくお答えします。
 
【目次】
・これから必要な治療は、具体的にどのような内容でしょうか?
・入れ歯を使ったことがありますが、違和感が強くて今回はインプラントを考えています。私の場合はインプラントができるのでしょうか?
・手術に伴う身体的な負担はどの程度ですか?
・危険性や失敗について教えてください。

・これから必要な治療は、具体的にどのような内容でしょうか?
現状としては、垂直的な噛む力を支える上下の大臼歯の支えがなく、かみ合わせも深いために前歯への負担が大きくなっています。しっかりした臼歯のかみ合わせの獲得が必要です。
 
・入れ歯を使ったことがありますが、違和感が強くて今回はインプラントを考えています。私の場合はインプラントができるのでしょうか?
インプラント治療が可能であるか、CT撮影を行いました。上の奥歯にはインプラントが2本必要です。しかし、上顎の構造で目の下と鼻の横に「上顎洞」という空洞があります。インプラントを入れる部分の骨の厚みが確保されていなければ、インプラントを埋入できません。
 インプラントを埋入する方法としては上顎洞内に骨を増生する手術があります。
お口の中からインプラント埋入予定部位の上顎洞壁の骨に窓を開けて、上顎洞の粘膜を破らないように剥離していきます。すでにある骨と粘膜の間に骨を増生する材料を入れます。この方法は骨を増生した後にインプラントを行う方法と、インプラント埋入と同時に骨の増生を行う方法があります。

 
・手術に伴う身体的な負担はどの程度ですか?
手術的な処置ですので、負担はあります。手術が問題なく行われても顔面の腫れは生じることがあります。また、稀に内出血斑が出ます。内出血斑は一時的に顔面の皮膚が変色しますが、組織内を下りていきますので、首のあたりまで下りて通常の状態に戻ります。
手術後の痛みや化膿予防は薬物療法を併用します。

 
・危険性や失敗について教えてください。
CT診断を参考にして丁寧な手術を行えば安全にできます。しかし、手術は生体を傷つける行為ですのでリスクはあります。上顎洞の骨の壁の部分に細い動脈が通っていることがあります。また、上顎洞粘膜が非常に薄い場合破れる危険もあります。そのような偶発症が起こった場合、状況に応じた適切な対応をしていきます。
稀に上顎洞内の炎症である「上顎洞炎」を起こすことがありますが、その場合、誘因によって対処法を考える必要があります。

【おすすめの関連記事】
・インプラント治療費用のご案内
・入れ歯でお困りの方はインプラントオーバーデンチャー
・ななつ星デンタルクリニックのインプラント治療に対する考え方
・院長紹介
・当院のインプラント治療の特徴
・当院のインプラント治療の流れ

名古屋市でインプラントなら、地下鉄野並駅・名鉄鳴海駅からもアクセスの良いななつ星デンタルクリニックへ

ページトップへ